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【海外商品市況】31日のNY金とNY白金は続落、WTI原油は一時68.56ドルまで下落

2025.08.01

(NY金・NY白金)
31日のNY金は、続落。NY金の期近8月限は前日比4.2ドル安の3348.6ドル、NY白金の期近10月限は同75.8ドル安の1299.1ドル、NY銀の期近9月限は同102.7セント安の3671.2セント。

昨日のNY金は、米国の早期利下げの後退観測によって続落した。
NY金の12月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって3366.7ドルまで上昇した。しかし、その後は為替のドル高・ユーロ安基調への戻りと米国の早期利下げの後退観測を背景に3324.4ドルまで下落した。
この日、発表さた6月の米PCE物価指数は、前年比2.6%上昇となり市場予想の2.5%上昇を上回った。変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数も2.8%上昇と、市場予想の2.7%上昇より高い水準となった。
このインフレの加速を示す内容となった6月の米PCE物価指数の結果を受けて、NY金の売り圧力は強まった。

NY白金は為替のドル高・ユーロ安基調を背景に大幅続落した。
NY白金の10月限は、序盤に1349.0ドルまで反発した。しかし、その後は為替のドル高・ユーロ安基調をきっかけに上値を切り下げ、米国取引時間帯に1291.0ドルまで下落した。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金10月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油)
31日のWTI原油は、4営業日ぶりに反落。WTI原油の期近9月限は前日比0.74ドル安の69.26ドル、北海ブレント原油の期近9月限は同0.71ドル安の72.53ドル、RBOBガソリンの期近8月限は、同5.35セント安の221.56セント、NYヒーティングオイルの期近8月限は、同1.90セント安の239.95セント。

昨日のWTI原油は、世界的な景気先行き懸念と利益確定の売りによって反落した。WTI原油の9月限は、序盤に70.41ドルまで上昇した。しかし、その後は世界的な景気先行き懸念と利益確定の売りが台頭すると、WTI原油は68.56ドルまで崩れた。
この日、レビット米大統領報道官は新たな相互関税に関し「8月1日に発効する」と表明した。この相互関税の発動によって世界経済に大きな影響を与えるとの懸念が強まり、エネルギー需要の鈍化が連想され、WTI原油は売られた。
また、米国取引時間帯に発表された6月の米個人消費支出(PCE)物価指数が、インフレの加速を示す内容となったとで、WTI原油は利益確定の売りが台頭した。この日、発表された6月の米PCE物価指数は、前年比2.6%上昇となり市場予想の2.5%上昇を上回った。変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数も2.8%上昇と、市場予想の2.7%上昇より高い水準となった。この6月の米PCE物価指数の結果を受けて、為替がドル高に進みWTI原油は利益確定の売りが出やすい状況となった。
ただし、安値をつけてからのWTI原油は、下げ一服の動きとなり、引けにかけて69.40ドル台まで戻りを見せた。

WTI原油期近9月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
31日のシカゴコーンは、続伸。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比1.50セント高の413.75セント。

昨日のシカゴコーンは、持ち高調整と米国産トウモロコシの輸出需要を背景に続伸した。シカゴコーンの12月限は、序盤に米国産トウモロコシの豊作観測が圧迫要因となり、408.75セントまで下落した。しかし、その後は月末要因による持ち高調整と米国産トウモロコシの輸出需要によって414.25セントまで上昇した。
この日発表された米国産トウモロコシの週間輸出成約高は、2025年度産の成約高は34万0924トンとなり予想レンジの20万~80万トンの範囲内だった。一方、2026年度産の成約高は189万1912トンと、予想レンジの上限となる160万トンを上回った。
また、米農務省は民間業者によるコロンビア向け10万トンと韓国向け14万トン、仕向け地不明13万6000トン輸出を確認している。

シカゴコーン期近12月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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