（ＮＹ金・ＮＹ白金）※ＮＹ金は１２月限に変更
３０日のＮＹ金は、反落。ＮＹ金の期近８月限は前日比２８．４ドル安の３３５２．８ドル、ＮＹ白金の期近１０月限は同４４．７ドル安の１３７４．９ドル、ＮＹ銀の期近９月限は同５４．７セント安の３７７３．９セント。
昨日のＮＹ金は、米国の早期利下げ観測の後退によって急反落した。ＮＹ金の１２月限は、序盤から売りが先行して、米国取引時間帯に３３１９．２ドルまで崩れた。
この日、２０２５年４～６月期の米実質ＧＤＰ（国内総生産）が発表され、前期比３．０％増となり市場予想の２．４％増を上回った。伸び率は前期の０．５％減から急回復した。また、ＡＤＰによる全米雇用報告では、非農業部門の民間就業者数が前月比１０万４０００人増となり市場予想の７万５０００人増を大幅に上回る伸びとなった。この米経済の底堅さが示されたことで、早期利下げ観測が後退すると米長期金利が上昇して為替がドル高・ユーロ安方向に進み、ＮＹ金は売られた。
更に、日本時間３１日３時発表された米ＦＯＭＣ（連邦公開市場委員会）の声明で、５会合連続で政策金利が据え置かれ、その後のパウエル米ＦＲＢ（連邦準備制度理事会）議長の記者会見で、利下げに慎重な姿勢によって、ＮＹ金は下落基調を一段と強めた。
ＮＹ白金も為替のドル高・ユーロ安基調を背景に急落した。ＮＹ白金の１０月限は、序盤に１４３９．８ドルまで上昇した。しかし、その後は為替のドル高・ユーロ安基調をきっかけにＮＹ白金は利益確定の売りが膨らむと、米国取引時間帯に１２８８．８ドルまで急落した。
ただ、安値をつけてからのＮＹ白金は、連日の値崩れに対する反動によって、引けにかけて１３２０ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。
ＮＹ金１２月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金１０月限日足
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（ＷＴＩ原油）
３０日のＷＴＩ原油は、３営業日連続の上昇。ＷＴＩ原油の期近９月限は前日比０．７９ドル高の７０．００ドル、北海ブレント原油の期近９月限は同０．７３ドル高の７３．２４ドル、ＲＢＯＢガソリンの期近８月限は、同５．０７セント高の２２６．９１ セント、ＮＹヒーティングオイルの期近８月限は、同４．５３セント安の２４１．８５セント。
昨日のＷＴＩ原油は、引き続きロシア産石油の供給懸念が買い材料となって続伸した。ＷＴＩ原油の９月限は、序盤に連日の上昇に対する持ち高調整の動きによって６８．４５ドルまで下落した。しかし、その後はロシア産石油の供給懸念による需給の引き締まり観測から、ＷＴＩ原油は７０．５１ドルまで上昇した。
この日、トランプ米大統領はウクライナに侵攻を続けているロシアへの制裁発動の猶予について「１０日後」と明言した。トランプ米大統領は、ロシアの貿易相手国に対し税率１００％の「２次関税」を課す考えを表明している。
また、上昇局面では、米国の強気な経済指標もＷＴＩ原油の支援材料となった。
この日、２０２５年４～６月期の米実質ＧＤＰ（国内総生産）が発表され、前期比３．０％増となり市場予想の２．４％増を上回った。伸び率は前期の０．５％減から急回復して、米経済の底堅さが示されたことで、エネルギー需要の拡大が期待された。
ＷＴＩ原油期近９月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
３０日のシカゴコーンは、４営業日ぶりに反発。シカゴコーンの中心限月１２月限は、前日比１．２５セント高の４１２．２５セント。
昨日のシカゴコーンは、持ち高調整や安値拾いの買いによって反発した。シカゴコーンの１２月限は、序盤から買いが先行して、米国取引時間帯に４１４．５０セントまで上昇した。
この日は、月末を控えた売りポジションの持ち高調整や安値拾いの買いがシカゴコーンの支援材料とった。ただし、高値圏では米国産トウモロコシの豊作観測によって上値は抑えられ、引けにかけてシカゴコーンは４１２セント台まで上げ幅を縮小した。
シカゴコーン期近１２月限日足
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