(貴金属市場)
29日の金標準は、反落。金標準の6月限は前日比75円安の1万5969円。
夜間立会の金標準は、序盤に1万6077円まで反発した。しかし、その後はNY金の軟調地合いによって上値をい切り下げると1万5892円まで崩れた。ただ、安値をつけてからは、NY金の下げ一服と為替の円安基調を背景に、金標準は1万5994円まで下げ幅を縮小した。
昨日のNY金の8月限は、安全資産の買いの後退と為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり、3300.0ドルまで続落した。
日中立会の金標準は、序盤に1万5939円まで下落した後、為替の円安基調によって1万5996円まで再び戻した。しかし、その後は為替が円高方向に進むと、金標準は1万5935円まで売り直された。ただ、日中立会の引けにかけては、1万5970円前後の水準まで下値を切り上げた。
日中のNY金は、3310.0ドルを挟んだ揉み合いとなっている。前日に3300.0ドルで下げ止まったことで売りが一巡して、現在は明日の米FOMC(連邦公開市場委員会)を控えた様子見ムードとなっている。金標準は、連日のNY金の下落に対して為替の円安基調によって下振れが限定的となっている。ただし、現在は円安基調が一服していることから、金標準は円高要因による値崩れに注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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