(貴金属市場)
28日の金標準は、反発。金標準の6月限は前週末比39円高の1万6044円。
週末の夜間立会の金標準は、序盤に1万6073円まで反発したが、その後はNY金の軟調地合いに反応して、金標準は1万5944円まで崩れた。しかし、安値をつけてからは、下げ一服の展開となり、夜間立会の引けにかけて1万5990円台まで下げ幅を縮小した。週末のNY金の8月限は、安全資産としての買いが後退したことで3325.5ドルまで大幅続落した。
週明けの日中立会は、為替の円高方向の動きによって、金標準は1万5945円まで売り直された。しかし、その後は為替の円安基調への戻りとNY金の反発を背景に、金標準は1万6058円まで上昇した。
日中のNY金は、米国のと欧州の貿易協定の合意によって、一時的に3303ドルまで下落した。しかし、その後は出直りの動きとなり3345ドル台まで反発している。ただ、今週は米・中の貿易交渉や米FOMC(連邦公開市場委員会)が予定され、NY金は波乱の展開が警戒される。金標準は、先週末から1万6000円を挟んだ動きとなっており、NY金か米ドル/円相場の波乱の動きによる乱高下に注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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