(NY金・NY白金)
11日のNY金は、3営業日連続の上昇。NY金の期近8月限は前日比38.3ドル高の3364.0ドル、NY白金の期近10月限は同27.2ドル高の1412.5ドル、NY銀の期近9月限は同165.0セント高の3895.5セント。
週末のNY金は、安全資産としての買いによって大幅続伸した。NY金の8月限は、序盤から買いが先行すると3381.6ドルまで上昇した。この日、トランプ米大統領はカナダに8月1日から35%の関税を課すと通知する書簡をSNSで公表した。また、相互関税の通知を受けていない貿易相手国・地域に関しても、「15~20%」の税率になると示唆している。このトランプ米政権の高関税政策によって、世界的な貿易戦争の拡大懸念が再燃して、安全資産の金に買いが集まった。しかし、高値をつけてからのNY金は、上げ一服の展開から3363ドルまで上げ幅を縮小したが、引けにかけて3370ドル台まで買い直された。
NY白金は、他の貴金属市場の上昇に反応して大幅続伸した。NY白金の10月限は、序盤に為替のドル高・ユーロ安基調によって1406.3ドルまで下落した。しかし、その後は他の貴金属の上昇をきっかけにNY白金は買い拾われる展開になると、1477.7ドルまで直近の高値を更新した。9日にトランプ米大統領は、幅広い製品に使われる戦略物資の銅に対し8月1日から50%の関税を課すと表明して、銅先物が上昇している。また、トランプ米政権の高関税政策による世界的な貿易戦争の拡大懸念が再燃して、NY金は強調地合いとなっている。
NY金8月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金10月限日足

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(WTI原油)
11日のWTI原油は、急反発。WTI原油の期近8月限は前日比1.88ドル高の68.45ドル、北海ブレント原油の期近9月限は同1.72ドル高の68.64ドル、RBOBガソリンの期近8月限は、同3.46セント高の218.70 セント、NYヒーティングオイルの期近8月限は、同6.39セント高の244.74セント。
週末のWTI原油は、安値拾いの買いと需給の引き締まり観測によって急反発した。WTI原油の8月限は、序盤に安値拾いの買いによって67.10ドル台まで反発した。前日にWTI原油は、トランプ米政権の高関税政策による景気先行き懸念から66.45ドルまで下落したが、その後は安値拾いの買いによって下値を切り上げる動きが続いていた。しかし、欧州取引時間帯に入ると再び66.50ドルまで崩れる動きとなった。ただ、WTI原油の下振れは一時的な動きとなり、米国取引時間帯に入ると需給の引き締まり観測によって、WTI原油は68.77ドルまで急反発した。この日、IEA(国際エネルギー機関)は、旅行や発電向けの利用により夏の製油所の稼働がピークを迎え、世界の石油市場は見かけよりも需給が逼迫している可能性があると指摘した。また、ロシアのノバク副首相は、同国が8月から9月にかけて、OPECプラスの割当枠を超過した分を完全に相殺する意向だと述べた。この一連の内容から需給の引き締まり観測が台頭して、この日のWTI原油は買い進まれた。
WTI原油期近8月限日足

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(CBOTコーン)
11日のシカゴコーンは、反落。シカゴコーンの中心限月12月限は、前日比4.25セント安の412.25セント。
週末のシカゴコーンは、売り買い交錯する動きの中、3営業日ぶりに反落した。シカゴコーンの12月限は、米国の農務省の需給報告の発表後に418.00セントまで上昇した。この日発表された需給報告で、2025~26年度の米国産トウモロコシの期末在庫が16億6000万ブッシェルとなり、前月の17億5000万ブッシェルから下方修正され市場予想17億2000万ブッシェルも下回った。この米国産トウモロコシの期末在庫の減少が、シカゴコーンの支援材料となった。しかし、シカゴコーンの上昇は一時的な動きとなり、その後は米国産トウモロコシの豊作観測によって、411.50セントまで急反落した。米国産トウモロコシの主産地となるコーンベルトでは、生育に適した天候によって、好調な作柄状況となっている。
シカゴコーン期近12月限日足

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