(貴金属市場)
20日の金標準は、続落。金標準の4月限は前日比30円安の1万5729円。
夜間立会の金標準は、序盤にNY金の上昇に反応して1万5917円まで上昇したが、その後はNY金の上げ一服の動きによって金標準は1万5830円まで上げ幅を縮小した。ただし、夜間立会の引けにかけては、1万5870円まで買い直された。昨日のNY金は、米国の祝日による電子取引のみとなり、3396ドル台まで上昇した後、3380ドル前後の水準まで上値を切り下げた。
日中立会は、NY金が3360ドル前後の水準まで崩れると金標準は1万5729円まで続落した。
日中のNY金は、3359.0ドルまで下値を切り下げている。ただ、本日イスラエルとイランの紛争開始から1週間経過しているが、停戦に向けた明確な進展はない状況となっている。市場では米国の軍事介入が警戒されており、中東情勢の悪化懸念が高まっている。トランプ米大統領は、イランへの軍事介入に対し2週間の期限を設けているが、先行きは不透明となっている。よって、NY金は再び安全資産として買われる可能性があるので、相場の急変に注意したい。金標準は、日中に1万5731円まで下振れしているが、引き続き中東情勢による相場の乱高下が警戒される。
金標準の日足チャート
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