(貴金属市場)
11日の金標準は、大幅続伸。金標準の4月限は前日比104円高の1万5676円。
夜間立会の金標準は、NY金の強調地合いに反応して1万5659円まで続伸した。しかし、その後は上昇していたNY金が上値を切り下げると、金標準は1万5580円台まで上げ幅を縮小した。昨日のNY金の8月限は、3370.4ドルまで上昇した後、利益確定の売りが台頭して3340ドル台前半の水準まで上値を切り下げた。
日中立会は、為替の円安方向の動きとNY金の上昇によって、金標準は1万5697円まで急伸した。しかし、その後は上げ一服の展開となり、日中立会の引けにかけて1万5670円台まで上値を切り下げた。
日中のNY金は、3364.8ドルまで反発している。ただ、今晩は米国の5月の消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。米CPIは、インフレ指標として米FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策に影響を与える経済指標となっている。よって、NY金は米CPIの結果次第となっている。金標準は、NY金の上昇と為替の円安方向の動きによって1万5600円台まで取引水準を上げている。ただし、夜間立会では米CPIの発表によってNY金や米ドル/円相場が多いく動く可能性があるため、相場の急変に注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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