(貴金属市場)
30日の金標準は、続落。金標準の4月限は前日比69円安の1万5350円。
夜間立会の金標準4月限は、序盤に為替の円高基調を背景に1万5403円まで下落した。しかし、その後はNY金の強調地合いが支援材料となり、金標準は1万5524円まで反発した。ただ、夜間立会の引けにかけては、NY金の上げが一服したことで、金標準は1万5480円台まで上げ幅を縮小した。昨日のNY金の8月限は、米長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調を背景に3356.3ドルまで反発した。
日中立会は、為替の円高方向の動きとNY金の値崩れによって、金標準は1万5325円まで急反落した。しかし、その後は為替の円高方向とNY金の下落が一巡したことで、金標準は1万5389円まで下げ幅を縮小した。ただ、日中立会の引けにかけては、1万5350円まで売り直された。
日中のNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となって3319ドル台まで下落している。ただ、今晩のNY金は米国の5月個人消費支出(PCE)物価指数の結果次第となっている。米PCE物価指数は、インフレ指標として米FRB(連邦準備制度理事会)が重要視している経済指標となっている。よって、今後の米金融政策に対する思惑によって、NY金は上下に振れることが予想される。金標準は、日中に1万5325円まで崩れている。ただし、夜間立会ではNY金や米ドル/円相場の動き次第となっていることから、金標準の相場の急変に注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
フジトミ証券の投資助言サービスでは、商品や株価指数、FXを中心に売買のフォローアップを行っています。
【投資助言サービスについて】https://www.fujitomi.co.jp/advice/
【ツイッター】https://twitter.com/@tazawa_fujitomi