(貴金属市場)
26日の金標準は、反落。金標準の4月限は前週末比15円安の1万5446円。
週末の夜間立会の金標準4月限は、NY金の強調地合いによって1万5534円まで上昇した後、為替の円高基調を背景に1万5500円前後の水準まで上値を切り下げた。NY金の6月限は、米国とEU(欧州連合)の貿易摩擦が激化懸念が高まったことで、安全資産として3366.5ドルまで急反発した。
週明けの日中立会は、NY金の急反落によって、金標準は1万5384円まで崩れた。しかし、その後はNY金の下げ幅縮小の動きから、金標準は1万5474円まで買い直された。ただ、日中立会の引け日かけては1万5440円前後の水準まで売られた。
日中のNY金は、週明けにトランプ大統領がEUに対する50%の関税措置を7月9日まで延期することで合意したと表明したのをきっかけに、3329.3ドルまで急反落する動きとなっている。先週末の動きと真逆な展開となっているが、まだ米国とEUの貿易摩擦の先行き不透明な状況が警戒されている。ただ、本日の米国市場はメモリアルデーによる祝日となっていることから、NY金は時間外取引は行われているが短縮取引となる予定。よって、市場参加者が少ないことから、相場の乱高下が警戒されれる。金標準はプラス圏とマイナス圏を行き来する揉み合いとなっており、夜間立会でも方向感のない動きに注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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