（貴金属市場）
３０日の金標準は、続落。金標準の４月限は前日比３９円安の１万５２６５円。
２８日から３０日の夜間立会までの金標準４月限は、１万５４３０円まで上昇した後、１万５２１４円まで下落した。しかし、その後は下げ一服の動きから１万５３００円前後の水準まで下値を切り上げた。２９日のＮＹ金の６月限は、安全資産としての買いが一服したことで、３３０９．２ドルまで下落した。
３０日の日中立会は、ＮＹ金が序盤に３３３７ドル台まで上昇すると、金標準は１万５３２６円まで買われた。しかし、その後はＮＹ金が３３１０ドル台まで続落して、金標準は１万５２３５円まで売り直された。ただ、金標準の１万５２３０円台までの下振れは一時的な動きとなり、為替の円安方向の動きによって金標準は１万５２９１円まで下げ幅を縮小した。引けにかけては、為替の円安方向の動きが一服したことで、金標準は１万５２７０円前後の水準まで上値を切り下げた。
日中のＮＹ金は、３３１０．８ドルまで続落している。４月２２日に３５０９．９ドルまで最高値を更新してから、ＮＹ金は上値を切り下げている。ただし、下値は３２７０ドルで下げ止まる動きを継続している。４月２３日以降、ＮＹ金は３２７０ドルから３３９０ドル台のレンジで揉み合う動きとなっており、目先は新たな材料待ちとなっている。金標準は、１万５３００円を中心とした揉み合う動きとなっている。まだ、ＮＹ金と同様に方向感のない動きが続いていることから、暫くは臨機応変に対処するのが無難としたい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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