(NY貴金属)
21日のNY金は、9営業日ぶりの反落。NY金の期近4月限は前日比22.4ドル安の3021.4ドル、NY白金の期近4月限は同13.6ドル安の978.4ドル、NY銀の期近5月限は同50.5セント安の3348.6セント。
週末のNY金は、利益確定の売りによって反落した。NY金の4月限は、連日の最高値更新に対する高値警戒と利益確定の売りによって序盤から軟調地合いとなった。その後、米国取引時間帯に為替がドル高・ユーロ安基調に進み、NY金の下落基調が強まると3004.1ドルまで崩れた。ただ、安値をつけてからのNY金は、安全資産の買いが根強いことから、引けにかけて3028ドル台まで下げ幅を縮小した。
NY白金も為替のドル高・ユーロ安基調を背景に4営業日連続で下落した。NY白金の4月限は、連日の下落基調を維持すると序盤から売りが先行した。その後、為替のドル高・ユーロ安基調によってNY白金は売り圧力が強まると、974.6ドルまで下値を切り下げた。しかし、安値をつけてからのNY白金は、下げ一服の動きから引けにかけて980ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。
NY金4月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金4月限日足
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(WTI原油)
21日のWTI原油は、続伸。WTI原油の期近5月限は前日比0.21ドル高の68.28ドル、北海ブレント原油の期近5月限は同0.16ドル高の72.16ドル、RBOBガソリンの期近4月限は、同0.43セント高の219.54セント、NYヒーティングオイルの期近4月限は、同0.47セント安の224.96セント。
週末のWTI原油は、引き続き需給の引き締まり観測を背景に続伸した。WTI原油の5月限は、前日の上昇に対する利益確定の売りや週末要因による持ち高調整の動きによって、序盤から売りが先行して67.65ドルまで下落した。しかし、その後は産油国の減産計画によって需給の引き締まり観測が再燃すると、WTI原油は68.30ドル前後の水準まで続伸した。20日にOPECプラスは、生産目標を超えて生産したイラク・カザフスタン・ロシアなど7カ国が超過分を減産する計画を発表した。
WTI原油期近4月限日足
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(CBOTコーン)
21日のシカゴコーンは、3営業日ぶりに反落。シカゴコーンの中心限月5月限は、前日比4.75セント安の464.25セント。
週末のシカゴコーンは、為替のドル高基調と週末要因による持ち高調整の動きによって3営業日ぶりに反落した。シカゴコーンの5月限は、前日までの上昇基調を維持すると469.75セントまで続伸した。しかし、その後は週末要因による持ち高調整と為替のドル高による利益確定の売りが台頭すると、シカゴコーンは461.25セントまで崩れた。
シカゴコーン期近5月限日足
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