(貴金属市場)
17日の金標準は、続伸。金標準の中心限月2月限は前週末比43円高の1万4411円。
先週末の夜間立会の金標準12月限は、NY金の乱高下に反応して、1万4459円まで円まで続伸した後、1万4295円まで崩れた。しかし、金標準の1万4300円割れは一時的な動きとなり、夜間立会の引けにかけては、為替の円安基調が支援材料となり、金標準は1万4360円まで下げ幅を縮小した。NY金の4月限は、序盤に安全資産として買われ3017.1ドルまで史上最高値を更新したが、その後は利益確定の売りによって2993ドル台まで上げ幅を縮小した。
週明けの日中立会は、NY金が3000ドル台まで再び買われると、金標準は為替の円安方向の動きもあって1万4412円まで続伸した。しかし、その後はNY金が上値を切り下げたことで、金標準は1万4358円まで売り直された。ただし、日中立会の引けにかけては、引き続き為替の円安方向の動きが支援材料となり、金標準は1万4410円前後の水準まで上昇した。
日中のNY金は、3002.2ドルまで上昇した後、2991.4ドルまで崩れている。今週は、19日に日本と米国の政策金利の発表が予定され、NY金と金標準はそれまで様子見の動きが予想される。ただ、トランプ政権の高関税政策による景気の先行き懸念に対する安全資産の買いが根強いことから、金は下押し局面では買い拾われる動きが続くとみたい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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