（ＮＹ貴金属）
１４日のＮＹ金は、４営業日連続の上昇。ＮＹ金の期近４月限は前日比９．８ドル高の３００１．１ドル、ＮＹ白金の期近４月限は同１０．２ドル高の１００６．０ドル、ＮＹ銀の期近５月限は同１２．７セント高の３４４３．３セント。
週末のＮＹ金は、引き続き安全資産の買いによって連日の最高値を更新した。ＮＹ金の４月限は、序盤から買いが先行して欧州取引時間帯に３０１７．１ドルまで史上最高値を更新した。トランプ政権の高関税政策によって貿易摩擦の激化を招き、世界的な景気の先行き不安が拡大して安全資産として金が買い進まれた。しかし、最高値を更新してからのＮＹ金は、節目となる３０００ドル台を超えたことの達成感や連日の急伸による利益確定の売りによって上値を切り下げる動きとなり、引けにかけては２９９３ドル台まで上げ幅を縮小した。
ＮＹ白金も５営業日連続で上昇した。ＮＹ白金の４月限は、序盤に為替のドル高・ユーロ安基調を背景に１００５．５ドルまで下落した。しかし、その後は為替がドル安・ユーロ高方向に進むと、ＮＹ白金は１０２２．６ドルまで続伸した。ただ、高値をつけてからのＮＹ白金は、週末要因による持ち高調整と連日の上昇に対する利益確定の売りによって、１０１０ドル前後の水準まで上値を切り下げた。
ＮＹ金４月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金４月限日足
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（ＷＴＩ原油）
１４日のＷＴＩ原油は、反発。ＷＴＩ原油の期近４月限は前日比０．６３ドル高の６７．１８ドル、北海ブレント原油の期近５月限は同０．７０ドル高の７０．５８ドル、ＲＢＯＢガソリンの期近４月限は、同１．５６セント高の２１４．８７セント、ＮＹヒーティングオイルの期近４月限は、同０．４４セント高の２１６．６６セント。
週末のＷＴＩ原油は、売り買い交錯する動きの中、安値拾いの買いによって反発した。ＷＴＩ原油の４月限は、序盤から安値拾いの買いによって上昇して、欧州取引時間帯に６７．４８ドルまで反発した。しかし、その後はトランプ政権の高関税政策による景気の先行き不安が根強く、エネルギー需要の後退が連想され６６．５９ドルまで下落した。ただ、ＷＴＩ原油の下振れは限定的な動きとなり、引けにかけては、引き続き安値拾いの買いと為替のドル安基調が支援材料となり６７．１０ドル台まで買い直された。
ＷＴＩ原油期近４月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
１４日のシカゴコーンは、反落。シカゴコーンの中心限月５月限は、前日比６．７５セント安の４５８．５０セント。
週末のシカゴコーンは、米国産トウモロコシの輸出リスクの再燃によって反落した。シカゴコーンの５月限は、序盤から売りが先行して４５６．５０セントまで崩れた。トランプ政権が発動した鉄鋼とアルミニウムへの２５％の追加関税への対抗措置として、ＥＵ（欧州連合）は米国産トウモロコシに２５％の関税を課すとされており、米国産トウモロコシの輸出リスクが警戒されている。しかし、安値をつけてからはアルゼンチンの生産高見通しが下方修正されたことが相場の下支えとなり、シカゴコーンは引けにかけて４５８セントまで下げ幅を縮小した。
シカゴコーン期近５月限日足
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