(貴金属市場)
31日の金標準は、急反発。金標準の中心限月12月限は前日比166円高の1万3966円。
夜間立会の金標準12月限は、NY金の急騰によって1万3946円まで急反発したが、その後は為替の円高基調を背景に1万3910円前後の水準まで上値を切り下げた。NY金の4月限は、トランプ米政権の関税政策に対する先行き不透明な状況から、リスク回避による安全資産の買いが活発化して2853.2ドルまで急騰して最高値を更新した。
日中立会は、序盤に為替の円高基調が圧迫要因となり金標準は1万3903円まで上値を切り下げた。しかし、その後は為替が円安方向に戻ると、金標準は1万3979円まで上げ幅を拡大した。
日中のNY金は、2850ドル前後で推移して、前日の強調地合いを継続している。ただし、今晩は米国の12月の個人消費支出(PCE)物価指数の発表が予定されている。米PCE物価指数は、インフレ指標として米FRB(連邦準備制度理事会)が重要視している経済指標となっている。よって、米PCE物価指数の結果次第で、NY金相場の急変が警戒される。金標準は、NY金の強調地合いと為替の円安方向の動きによって1万3970円台まで急反発している。ただし、今晩はNY金や米ドル/円相場の波乱の展開が警戒されることから、金標準は相場の急変に注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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