(貴金属市場)
16日の金標準は、反落。金標準の中心限月12月限は前日比46円安の1万3599円。
夜間立会の金標準12月限は、為替の円高基調を背景に1万3537円まで下落した。しかし、その後は為替の円高基調の一服とNY金の強調地合いによって1万3645円まで戻した。NY金の2月限は、米国の追加利下げ観測の高まりによって2722.7ドルまで買い進まれた。
日中立会は、為替が円高基調に進むと金標準は1万3544円まで売り直された。しかし、その後はNY金の強調地合いと為替の円安方向の戻りによって金標準は1万3600円前後まで下げ幅を縮小した。
日中のNY金は2731.6ドルまで続伸している。今週発表された米国の12月生産者物価指数(PPI)と消費者物価指数(CPI)の結果を受けて、市場では追加利下げ観測が高まっていることから、NY金は買われる展開となっている。本日は2730ドル台まで取引水準を上げていることから、目先は2024年12月12日の高値2761.3ドルを試す動きになるか注目される。一方、金標準は為替の円高基調によって反落している。国内に関して、日銀が利上げを検討しているとの報道もあって、為替は円高方向に進んでおり、今後も金の上値を抑える動きが警戒される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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