(NY貴金属)
14日のNY金は、反発。NY金の期近2月限は前日比3.7ドル高の2682.3ドル、NY白金の期近4月限は同25.7ドル安の949.4ドル、NY銀の期近3月限は同4.2セント高の3035.1セント。
昨日のNY金は、為替のドル安・ユーロ高基調を背景に反発した。NY金の2月限は、序盤に前日の急落に対する反動で2690ドル台まで上昇したが、その後は下落基調に戻ると2672.0ドルまで崩れた。しかし、NY金の下振れは一時的な動きとなり、米国取引時間帯に発表された12月の米生産者物価指数(PPI)の発表をきっかけに、NY金は2693.7ドルまで反発した。12月の米PPIは、前月比0.2%上昇となり市場予想の0.3%上昇を下回った。このインフレの鈍化傾向を示す内容となった米PPIを受けて、為替がドル安・ユーロ高方向に進み、NY金は買われた。
一方、NY白金は利益確定の売りによって大幅続落した。NY白金の4月限は、序盤から売りが先行すると、ほぼ一本調子に下落して947.4ドルまで崩れた。先週末までNY白金は、4営業日連続で上昇して1001.3ドルまで直近の高値を更新した。しかし、今週に入って1000ドル台まで上昇したことで、利益確定の売りが台頭してNY白金は前日から軟調地合いとなった。この日は為替がドル安・ユーロ高方向に進んでいたが支援材料にならず、NY白金は利益確定の売りが優勢となった。
NY金2月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金4月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
14日のWTI原油は、反落。WTI原油の期近2月限は前日比1.32ドル安の77.50ドル、北海ブレント原油の期近3月限は同1.09ドル安の79.92ドル、RBOBガソリンの2月限は、同0.43セント高の210.46セント、NYヒーティングオイルの期近2月限は、同0.80セント安の252.53セント。
昨日のWTI原油は、利益確定の売りによって反落した。WTI原油の2月限は、序盤に前日までの上昇基調を継続して79.09ドルまで続伸した。しかし、その後は先週末から短期間で5ドル以上の上昇していたことから、この日は利益確定の売りが台頭するとWTI原油は77.41ドルまで崩れた。下落局面では、EIA(米エネルギー情報局)の短期エネルギー見通しもWTI原油の圧迫要因となった。この日、EAIは米国の2025年と26年の需給バランスを、供給が需要を上回る見解を示した同国の2025年の石油需要について日量2050万バレルとなり前年から横ばいの見通しとなった。一方、供給予想は同1355万バレルとなり従来予想の1352万バレルから上方修正された。ただ、安値をつけてからのWTI原油は下げ一服の展開となり、引けにかけて78ドル台まで戻りを見せた。
WTI原油期近2月限日足
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(CBOTコーン)
14日のシカゴコーンは、4営業日ぶりに反落。シカゴコーンの中心限月3月限は前日比2.00セント安の474.50セント。
昨日のシカゴコーンは、利益確定の売りによって反落した。シカゴコーンの3月限は、先週末から続く上昇基調を継続して479.75セントまで直近の高値を更新した。週末に発表された米農務省の需給報告で、2024~25年度の米国産トウモロコシの生産高予想・単収・期末在庫が下方修正されたことで、シカゴコーンは強調地合いとなって買い進まれていた。しかし、高値を更新してからのシカゴコーンは、連日の上昇に対する利益確定の売りが台頭して、その後は473.50セントまで反落した。
シカゴコーン期近3月限日足
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