(NY貴金属)
13日のNY金は、大幅続落。NY金の期近2月限は、前日比33.6ドル安の2675.8ドル、NY白金の期近1月限は、同16.4ドル安の924.3ドル、NY銀の期近3月限は、同59.1セント安の3161.9セント。
週末のNY金は、利益確定の売りによって大幅続落した。NY金の2月限は、序盤に前日の急落に対する自律反発によって2716.4ドルまで上昇した。しかし、その後は米国の長期金利の上昇をきっかけに、NY金は利益確定の売りが台頭すると2666.5ドルまで崩れた。NY金は、先週末から4営業日連続で上昇して2761.3ドルまで上値を切り上げたが、週後半で崩れると先週末の清算値ベースの2659.6ドルに接近して行って来いの展開となった。
NY白金も続落して直近の安値を更新した。NY白金の1月限は、序盤から為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり売りが先行した。その後、為替はドル安・ユーロ高方向に戻りをみせたものの、NY金の大幅続落に反応してNY白金は920.9ドルまで直近の安値を更新した。
NY金2月限日足
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NY白金1月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
13日のWTI原油は、急反発。WTI原油の期近1月限は前日比1.27ドル高の71.29ドル、北海ブレント原油の期近2月限は、同1.08ドル高の74.49ドル。RBOBガソリンの12月限は、同1.33セント高の200.18セント、NYヒーティングオイルの期近12月限は、同3.34セント高の227.00セント。
週末のWTI原油は、需給の引き締まり観測によって急反発した。WTI原油の1月限は、序盤に69.78ドルまで下落した。しかし、その後はロシアとイランのエネルギー供給の不安による需給の引き締まり観測が台頭すると、WTI原油は71.42ドルまで急反発した。EU(欧州連合)は今週、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対し15回目の追加制裁を科す方針で合意した。制裁は16日に開かれるEU外相理事会で採択される見通し。また、米メディアによると、米国がトランプ次期米大統領の就任を前に、ロシアに追加制裁を検討中と報じている。更に、英・仏・独の3か国はイランの核兵器の入手を防ぐ目的で、同国に再び制裁を発動する準備があるとしている。このロシアとイランに対する制裁発動によって、両国からのエネルギー供給の不安がWTI原油の支援材料となった。
WTI原油期近1月限日足
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(CBOTコーン)
13日のシカゴコーンは、3営業日連続の下落。シカゴコーンの中心限月3月限は前日比1.50セント安の442.00セント。
週末のシカゴコーンは、米国産トウモロコシの輸出需要の低下が引き続き圧迫要因となり続落した。シカゴコーンの3月限は、序盤から前日の米国の輸出検証高の低下を背景に売りが先行して440.00セントまで下値を切り下げた。前日に発表された米国産トウモロコシの週間輸出成約高は、2024年度の純成約高が94万6900トンとなり、予想レンジの下限となる110万トンを下回っていた。しかし、安値をつけてからのシカゴコーンは、週末要因となる持ち高調整の動きから444.25セントまで戻したが、引けにかけては442セント台まで売り直された。
シカゴコーン期近3月限日足
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