(貴金属市場)
14日の金標準は、急落。金標準の中心限月10月限は前日比188円安の1万2870円。
夜間立会の金標準10月限は、序盤にNY金の上昇を背景に1万3085円まで続伸した。しかし、高値をつけてからの金標準はNY金の値崩れによって1万2943円まで反落した。NY金の12月限は、序盤に2625.0ドルまで上昇したが、その後は米国の長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり2578.1ドルまで崩れた。
日中立会は、NY金が2563ドル台まで続落すると、金標準は1万2892円まで下げ幅を拡大した。しかし、その後の金標準はNY金の下げ止まりと為替の円安基調によって、1万2935円まで戻した。ただ、金標準の戻りは一時的となり、NY金が2560ドル割れまで売り込まれると、金標準は1万2859円まで直近の安値を更新した。
日中のNY金は、2558.8ドルまで下値水準を切り下げている。引き続き、為替のドル高・ユーロ安基調がNY金の圧迫要因となっている。今晩も米国の10月生産者物価指数(PPI)や新規失業保険申請件数の発表が予定され、NY金の乱高下に注意したい。金標準は、前日の上昇した以上に下落して直近の安値を更新している。引き続き、NY金の下落と為替の円安基調によって金標準は不安定な動きとなっており、夜間立会でも相場の急変が警戒される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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