皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
商品市場のお話ですが、本日より東京商品取引所のシステムが新しくなりました。
システムが変更される時にはシステム変更に伴った色々な作業があり、正常に取引ができるのか朝からヒヤヒヤしていましたが、大きな問題は無く、無事にリリースすることができてまずは一安心といったところです。
せっかく商品市場がリニューアルしたところでもありますので、今日は商品中心に相場を見てみたいと思います。
チャートはローソク足に5日と20日の移動平均線を付けたものです。
ところで皆さんは、移動平均線何日に設定されていますか?
一般的に使われている移動平均線の採用期間は5日、25日、75日、200日を使っている方が多いのではないでしょうか。
25日、75日、200日で移動平均線を描写したのが次のチャートです。
最初の5日と20日と比べると少し違った印象があります。
そもそもこの25日、75日、200日はどこから出てきた数字なのでしょうか。
諸説ありますが、25日は1カ月、75日は3カ月を表してると言われています。
現在の日本では、週休2日なのが当たり前になっていますが、少し前までは土曜日も取引が行われていました。
証券取引所であれば、1989年までは土曜日も前場のみ立会が行われていました。
移動平均線を活用する相場分析は1960年にグランビルが「A strategy of daily stock market timing for maximum profit」の中で紹介した俗に言う「グランビルの法則」を使うのが主流となっています。
グランビルの法則が発表された当時は土曜日も取引されていたでしょうから、1カ月は24日から27営業日あり、3カ月は72日から81日営業日ありますので25日と75日を指標とするのはとても理にかなっていたと思います。
現在では土曜日は株式市場も商品市場も休場なのが当たり前となっています。
土曜日が休場になると1カ月の立会日数は減ります。
1か月は19日から23日、3カ月は57日から69日が実質営業日となりますので、現在の立会日数で考えるのであれば、1カ月は20日、3カ月が60日に設定するのが妥当とも考えることができます。
移動平均線の日数(調整版)
1週間・・・5日
1カ月・・・20日
3カ月・・・60日
ローソク足は同じ東京金の日足データなので変わりませんが、移動平均線の位置が違うだけでその印象は変わって見えます。
また、20日、60日に変更することで、1カ月平均と3カ月平均が解るようになるのでそれぞれの平均値と比べ高いの安いのかも解るので、現在の値位置について理解しやすくなると思います。
単なる移動平均線ですが、日数を自分の理解しやすい日数に変更することでこれまでとは違ったものが見えてきそうです。
自分なりの分析方法を見つけるのも相場の楽しみのひとつではいでしょうか。
それでは本日も素敵な一日となりますように。
このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。