皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
ご存知のとおり、東京商品取引所のシステムが9月20日から新しくなります。日経225先物取引を行っているJPXグループの大阪取引所と同じ取引所システムでの運用になるので、国内の「先物取引」を行う人のほとんどが同じ取引所システムで取引することになります。
株価指数である日経225先物取引とコモディティをあつかう商品先物取引が同じ取引所システムで取引するようになるといくことは、投資を行う皆様にとっても良いことがたくさんあります。
1.覚えなければいけないことが減る。
まず、注文の執行条件です。これまでMO(Market Order),LO(Limit Order)と日本で取引しているにも関わらず、英語での発注をおこなっていましたが、今後は指値、成行と日本語での注文に変わるので、実際に利用する方が混乱することが減りそうです。
実は、このMO,LOといった執行条件の内容を忘れてしまうお客様も結構多くて、「成行で出したいけれどMO,LOどっちだっけ?」といった質問を受けることが何度もありました。
今後は、成行の時は「成行」、指値の時は「指値」で発注すればいいので、そういった問い合わせもなくなりそうです。
2.共通点が色々とある
もうひとつ大阪取引所と共通なのが立会時間です。
日中が8時45分から15時15分まで、夜間が16時30分から翌朝5時30分までとこれまでよりも少し長くなります。
東京商品取引所立会時間(9月20日から)
取引時間は長くなりますが、大阪取引所も東京商品取引所も一部の銘柄を除き同じ時間帯に取引されるようになるので、株価指数とコモディティ間での裁定取引なんてことも考えようによっては行うことが可能です。
他にもサーキットブレイクのルールやNCPのルールなど細かな変更点が色々とありますので、興味がある方はFITSのホームページから確認していみてください。
取引所システム変更のお知らせ-FITSホームページ
来週から新取引所システムでの取引になりますので、最初は戸惑う部分もあるかも知れませんが、これに懲りずお付き合いいただけたら幸いです。
なお、本日はシステム変更がありますので、夜間立会は休場となります。本日の夜間と19日の敬老の日は休場となるので、今日の15時15分を過ぎたら次取引できるのが20日の8時45分からです。
来週の22日木曜日にはFOMCもありますので、過度なポジションメイクは控えた方が良さそうです。
それでは、今日も素敵な一日となりますように。
このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。