皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
なんだか台風がまた日本列島に近付いてきているようです。現在気象庁が発表している5日間進路予報では、19日の敬老の日に西日本に上陸する可能性が高い予報となっており、せっかくの3連休ですが、16日(金)、17日(土)ぐらいから荒れた天気となるおそれがあるそうです。
台風16号
※出所:気象庁
3連休、海や山でのレジャーを予定されている方は、天候に注意してください。
それでは、相場です。
NYダウは、昨日の朝の段階では急落後の戻しの状態でしたが、その後再び下落する展開となりました。
NYダウ(くりっく株365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
同じ期間の日経225チャートが次のものです。
日経225(くりっく株365)-60分足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
NYダウは約600ドルの下落以降61.8%戻し水準まで戻し、その後下降し始めましたが日経225についてもNYダウと同様に61.8%戻しの後下降しています。
NY株式市場の動きを知っておくことは日本の株式市場で取引する上で重要な要素だと言えますのでもう少し、NYダウについて見てみます。
NYダウ-月足
※チャートは『e-profitFX with株365』から
チャートが示すとおり、2009年以降NYダウはほぼ1本調子で上昇しています。年月で言えば2009年から2016年までなので7年間上昇してきました。
ご存知のように景気には「サイクル」が存在します。
どんなに景気が良くても永久に好況が続くということはなく、好況と不況を繰り返して経済は回っています。
一般的に景気には4つのサイクルがあると言われています。
1.在庫循環 約40カ月
2.設備投資循環 約10年
3.建設循環 約20年
4.技術循環 約50年
以上計4つです。
1.企業が利用する比較的安価な設備の買い替えが約40カ月前後で行われることから在庫に着目したのが在庫循環(キチン・サイクル)です。
2.大型の機械などの買い替えサイクルが約10年ほどであり、そのサイクルに着目したのが設備投資循環(ジュグラー・サイクル)です。
3.ビルや工場など建設物の建て替えは約20年で行われており、その建て替えサイクルに着目したものが建設循環(クズネッツ・サイクル)です。
4.技術、戦争、農業など様々な技術革新がもたらす循環を技術循環(コンドラチェフ・サイクル)です。
これら4つが一般的なサイクルで、それぞれ発見した人の名前がサイクルの名前の由来となっています。発見された年は、キチン・サイクルが1923年、ジュグラー・サイクルが1860年、クズネット・サイクルが1930年、コンドラチェフ・サイクルが1925年にそれぞれ発見されたものです。
因みに、ジュグラー・サイクルが発見されたのは1860年ですので日本で言えば安政7年にあたります。桜田門外の変で大老井伊直弼が暗殺されたのがこの年で、アメリカではリンカーン大統領が当選したのがこの年です。
結構昔ですよね。
日本では侍がちょんまげ頭で腰に刀を指し、アメリカではカーボーイが馬に乗っていた時代に発見されたサイクル理論ですが、景気は好況と不況を繰り返すことは昔から変わっていないので今でもこの理論は役にたつ訳です。
NYダウ-月足もう一度NYダウのチャートを見てみます。
NYダウ-月足
前回の不況(株価の下落)は2007年後半から2009年1月に掛けてです。2007年のサブプライム住宅ローン危機をきっかけに、2008年9月15日リーマン・ショックが起き一気に6469ドルまで株価を下げました。
そこからスタートした好況が今も続いています。
設備投資循環(ジュグラー・サイクル)どおりにいくのではれば2019年前後が一つのピークとなるのでしょうか。。。。?
まずは来週のFOMCに注目ですね。
それでは本日も素敵な一日となりますように。
このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。