
皆さま、おはようございます。CFP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)のワイワイこと岩井です。
7月の雇用統計が発表されました。
発表前の市場予想では、非農業部門雇用者数は8.0万人増とみられていましたが、結果は2.3万人の減少となりました。
7月の雇用者数が減少したことは大きなサプライズでしたが、もう一つ驚かされたのが、過去の雇用者数が大幅に下方修正されたことです。
次の表は、米・労働省が発表している非農業部門雇用者数のページを画面コピーしたものです。
非農業部門雇用者数(米・労働省)

2026年6月と7月のデータには「(P)」が付いています。
下段に説明がありますが、「P」は「preliminary」の略で、日本語では「速報値」に相当します。雇用統計の数値は、翌月、翌々月にも改定されます。そのため、発表されたばかりの数値は、あくまで「速報値」ということになります。
先月発表された5月と6月の値と、今回発表された値を比較してみました。
| 前回 | 今回 | 差引 | |
| 5月 | 12.9万人増 | 6.3万人増 | 6.6万人の下方修正 |
| 6月 | 5.7万人増 | 2.0万人増 | 3.7万人の下方修正 |
先月発表されたデータと比較すると、5月と6月の2か月で、合計10.3万人もの下方修正となりました。
先月時点のデータと、今回発表されたデータをグラフで比べてみます。
2026年7月2日発表データ(非農業部門雇用者数)

2026年8月7日発表データ(非農業部門雇用者数)

7月2日に発表されたデータでは、雇用者数が右肩上がりで増加し続けているように見えます。一方、8月7日に発表されたデータで見ると、雇用者数は3月以降、一段高い水準まで増加したものの、その増加ペースは鈍化傾向にあるように見えます。
このように、雇用者数の伸びが鈍化し、過去の数字も大幅に下方修正されたことで、米国の労働市場がこれまで考えられていた以上に軟調である可能性が意識されます。
こうした労働市場の状況が、今後のFOMCの金融政策にどのような影響を与えるのかが注目されます。少なからず、今回の雇用統計は、今後の利下げ観測を強める材料になったと言えそうです。
今後発表される経済指標にも注目したいですね。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。
・米・労働省
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