
皆さま、おはようございます。CFP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)のワイワイこと岩井です。
ドル円のレートが163円台まで上昇しています。163円台を付けたのは1986年以来の出来事です。
米ドル円

(出所:TradingViewによる米ドル円チャート)
それにしても、円の価値はずいぶん低下してしまったと感じませんか。
円の価値が最も高かったのは、2011年に記録した1ドル=75.56円です。それと比べると、わずか15年でドルに対する円の価値は半分以下になってしまったことになります。
仕事柄、さまざまな商品の価格を確認することが多いのですが、本日、アメリカでポケモンとプーマがコラボしたスニーカーが300ドルで販売されるという記事を読みました。
2011年の75.56円で計算すると、300ドルは22,668円です。一方、現在のレート(1ドル=163.13円)で換算すると48,939円になります。
以前の感覚であれば、300ドルと聞くと「3万円ちょっと」という印象でした。しかし、現在では「5万円弱」と考えるのが実際の感覚に近いのではないでしょうか。
では、逆にアメリカ人から見た日本はどう映るでしょうか。
仮に1億円の不動産を購入するとします。2011年の為替レートでは約132万ドルが必要でしたが、現在のレートでは約61万ドルで購入できます。
先日、1都3県の新築マンションの平均価格が1億円を超えたというニュースが報じられました。しかし、外国人の視点では、日本の不動産をはじめ、さまざまなモノやサービスが以前よりも割安に映っている可能性があります。
日本に住む私たちにとって、1万円の価値そのものは15年前と比べて急激に変わったわけではありません。しかし、海外から見ると、日本市場全体が以前よりリーズナブルな市場になっていると考えることができます。
今回は、為替レートの変化によって生じる価値観の違いについてお伝えしました。
円安は、海外から輸入される商品だけでなく、不動産や株式など国内市場で取引されるさまざまな資産の価値にも影響を与えます。
一方で、円安は恩恵を受ける人とそうでない人の差を広げる側面もあります。そのため、円安の影響を受けにくい資産を保有することや、その逆に恩恵を受けやすい資産を保有することは、資産を守るための選択肢の一つと考えられるでしょう。
改めて、ご自身の資産管理について考えてみる良い機会かもしれません。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。あらかじめご了承ください。
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