
皆さま、おはようございます。CFP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)のワイワイこと岩井です。
5月8日に発表された4月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が2か月連続して10万人以上増加しました。
この結果を単純に捉えれば、労働市場を取り巻く環境は、良くなってきている訳ですが、注意深く数字の変化を観察してみると、あることに気が付きます。
修正された2月と3月の発表データ
| 2026/4発表時 | 2026/5発表時 | 変化分 | |
| 2026年1月 | 160 | 160 | 0 |
| 2026年2月 | -133 | -156 | -23 |
| 2026年3月 | 178 | 185 | 7 |
| 2026年4月 | 115 |
※単位は千人
3月の雇用者数が、17.8万人の増加から18.5万人の増加に上方修正
3月の数字だけ見ると0.7万人分、雇用者数が増加したように見えますが、総雇用者数でみると3月の数字は減少していました。理由はとてもシンプルで、2月の雇用者数の変化にあります。
2月の雇用者数は、13.3万人の減少から15.6万人の減少に下方修正
2月の雇用者数は、2.3万人下方修正していたということになります。
2月の結果が2.3万人減少して、3月の結果が0.7万人増加しているということは、2カ月の合計は、1.6万人下方修正されたということになります。
市場予想では、6.5万人の増加が予想されていましたが、11.5万人の増加と予想を上回る結果だった訳ですが、前月の基準点が1.6万人低い位置でしたので、それを考慮すると11.5万人から1.6万人を引いた9.9万人の増加というのが、実際の増加量になります。
変化量の推移をグラフで確認します。
非農業部門雇用者数(ウォーターフォール)

2月3月の結果が前回と比べ下方修正されましたが、変化をグラフで確認すると明るい兆しが確認できました。
2025年4月以降、雇用者数は、一定の水準で停滞していましたが、直近2か月で連続して増加したため、これまでの水準から上抜けることに成功しました。
4月に入ってからアメリカ株式市場を代表するS&P500やナスダック総合が、史上最高値を更新しましたが、今回発表された雇用者数の内容が良かったことは、投資家にとって好材料だと言えそうです。
S&P500

米中首脳会談次第ですが、上昇に遅れをとっている、NYダウやFANG+が追随していくことができるのか。
この先の値動きに注視したいと思います。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。
・米労働省
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