
皆さま、おはようございます。CFP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)のワイワイこと岩井です。
今日は、FXにおけるスワップポイントについてのお話です。
FXにてポジションを保有しているとスワップポイントの受払いが発生することはご存じだと思います。
このスワップポイント、くりっく365や一部の店頭取引を利用すると、売りポジションを持っていた際に支払う金額と買いポジションを持っていた際に受け取る金額に差が発生しませんが、買いのスワップポイントと売りのスワップポイントにFX業者の手数料が加算されていた場合、売り買いに「差分」が生じてしまいます。
今回は、スワップポイントにおける売り買いの乖離がどのくらい変わってくるのかについて説明したいと思います。
例として、ドル円のスワップポイントが「150円」、FX業者が売り買いともに「30円(20%)」をコストとして加算していると仮定します。
<1日のスワップポイント>
■売り買い一緒の場合
・買い +150円
・売り -150円
■30円(20%)のコストが加算されている場合
・買い +120円(-30円)
・売り -180円(+30円)
1日あたりでみれば、30円の開きでしかありませんが、時間が経過するにつれ、両者の乖離は徐々に広がっていきます。
経過日数とスワップポイント

1か月(30日)経過した時点でのスワップポイントは、次のとおりでした。
<1か月(30日)後のスワップポイント>
■売り買い一緒の場合
・買い +4,500円
・売り -4,500円
■30円(20%)のコストが加算されている場合
・買い +3,600円(-900円)
・売り -5,400円(+900円)
30日経過した段階で両者の間に900円の開きが生じてしまいました。
取引所取引は、店頭取引と比較してスプレッドが広いため、不利だと思われている方がいらっしゃると思いますが、仮にスプレッドが0.03円だったとすれば、10,000通貨あたり300円がスプレッドによるコストということになります。
上記の例であれば、スプレッドによるコストよりも、スワップポイントに加算されているコストの方が大きくなっています。
デイトレード中心か、それとも長期保有中心かによってお客様に適したサービスは変わってきますが、後者なのであれば、スワップポイントで利用するサービスを選んだ方がお得になります。
<1年(365日)後のスワップポイント>
■売り買い一緒の場合
・買い +54,750円
・売り -54,750円
■30円(20%)のコストが加算されている場合
・買い +43,800円(-10,950円)
・売り -65,700円(+10,950円)
一年後の乖離は売り買い共に10,000円を上回りました。
お気づきかもしれませんが、スプレッドが広いか狭いかの影響を受けるのは、売買を実施したタイミングだけで、ポジションを保有しているだけであれば、直接的影響を受けることはありません。
一方、スワップポイントはポジションを保有している際、毎営業日スワップポイントを受けるため、運用成績にも大きな影響を及ぼすことになります。
特に、店頭FX業者を利用して高金利通貨を運用している方は、口座のスワップポイントがどうなっているのがどうなっているのか確認してみてください。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。
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