
皆さま、おはようございます。CFP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)のワイワイこと岩井です。
今年最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、日本時間12月11日午前4時にFRB政策金利が発表されます。
事前予想では、0.25%ポイントの利下げが想定されています。
マーケットの反応を見ると、今回の利下げはすでに織り込み済みとの見立てができますが、政策金利の発表を控え、市場では様子見ムードが漂う雰囲気です。
市場参加者が気にしているのが、2026年の金利動向です。
次のグラフは米国の政策金利と1年国債、10年国債の利回りの変動を表したものです。
米国政策金利と1年国債、10年国債の利回り

作成:フジトミ証券
水色で示したグラフが1年国債の利回り、オレンジ色で示したグラフが10年国債の利回り、そして灰色で示したグラフが政策金利の下限です。
注目してもらいたいのが、グラフが動きだすタイミングです。
利上げ・利下げいずれの局面においても、政策金利より1年国債の利回りの方が先に動きだしていることにお気づきでしょうか。
2022年の利上げや2024年後半の利下げの際には、水色のグラフが先に動きだしています。
国債は政策金利の影響を大きく受けるため、市場参加者は将来の政策金利を想定して運用しています。そのため、今後利下げが予想される場面では早め早めに債券が買われ、逆に利上げが予想される場面では早め早めに債券が売られるため、1年国債の利回りが政策金利に先行することになるわけです。
ちなみに直近のデータ(2025年12月8日)では、1年債利回りが3.61%、10年債利回りが4.17%でした。0.25%ポイント利下げされた時の政策金利は3.5%~3.75%ですので、1年債利回りはその中心あたりということになります。
1年債利回りを見るかぎり、現在のマーケットは来年の利下げを織り込んでいませんので、2026年前半の利下げを予見する発表があれば、大きなプラス材料になるかもしれません。
パウエル議長は、本日の会見で来年の政策金利について言及するかどうか。
注目ですね。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。
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