
皆さま、おはようございます。CFP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)のワイワイこと岩井です。
日本時間、10月30日米連邦準備理事会(FRB)は政策金利を0.25%ポイント引き下げることを発表しました。
利下げが実施されるのは、2会合連続です。今回の決定により政策金利は3.75-4.00%まで引き下げられました。
政策金利の変化をグラフで確認します。
米国、政策金利(下限)

政策金利は、2023年後半から2024年後半に掛けて5.25-5.50%まで上昇していましたので、それと比較すると、1.50%ポイント引き下げられたことになります。
政策金利に米国10年債利回りを重ねたのが次のグラフです。
米国10年債利回りと政策金利

水色の折れ線グラフが米国10年債利回りですが、2023年以降4%前後水準で安定していることが分かります。政策金利は10年債利回りを上回ったり、下回ったりしていることが分かりますね。債券利回りと政策金利は、大きく関係していると考えるのが普通ですが、直近3年間ほどの変動を観察すると、両者はそれほどシンクロしていないと判断するのが妥当だと言えます。
この状態がいつまで続くのか、観察する必要がありそうです。
なお、12月の会合でも追加利下げが予想されていますが、依然として連邦政府の閉鎖が続いており、米国政府発表の統計データについては、正確な情報が入手しにくい状況になっています。
12月の利下げは本当に実施されるのか。
引き続き観察していきたいと思います。
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