
皆さま、おはようございます。CFP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)のワイワイこと岩井です。
日経平均株価は「史上最高値」を更新しています。相場用語に「青天井」という言葉があります。青天井とは、天井のない青空をイメージしたもので、相場の上値に上限が想定されていない状況を指します。
8月前半、昨年7月に記録した史上最高値を更新し、それ以降も高値を更新し続けています。現在の状況は、日経平均株価を保有していたすべての投資家に利益が生じている状態でもあります。
どこで利益を確定させるか迷うところではありますが、参考にしたいのが過去の相場変動です。
次のグラフは、日経平均株価が前回高値を更新した際に、どの程度上昇したかを示したものです。※バブル期(1989年)の高値は考慮していません。
日経平均株価

(出所:TradingViewによる日経平均株価チャート)
株価は「停滞」と「上昇」を繰り返しており、上昇局面では前回高値より10%〜28%ほど高い水準まで上昇していたことが確認できます。
2017年 +16.51%
2020年 +25.78%
2023年 +10.05%
2024年 +25.64%
2025年 +?
直近5回の上昇のうち3回は25%〜29%の上昇でしたので、今回も同程度の上昇があっても特別なことではないと言えます。
前回高値42,426円の25%高値は「53,032円」、29%高値は「54,730円」です。現在の上昇率7.91%というのは、登山で例えるならばまだ3合目付近という感覚でしょうか。
もちろん、相場はさまざまな要因で変動するため、どこがピークになるかは分かりません。ただし、過去の相場変動を参考にするのであれば、このような判断が目安となります。
どこで利益確定すべきか迷う方は、過去データを参考にしてみてください。
皆さまの相場判断に役立てていただければ幸いです。
本コメントは執筆者の個人的見解であり、内容を保証するものではありません。また、特定の売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。
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