
皆さま、おはようございます。CFP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)のワイワイこと岩井です。
現地時間9月16日から17日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)において、アメリカの政策金利が、従来より0.25%ポイント低い、4.00-4.25%へ引き下げられました。
政策金利の変更は、昨年12月以来、6会合ぶりの出来事です。
早速ですが、政策金利の推移をグラフで確認してみましょう。
下記のグラフは、過去10年間の政策金利の変動を示したものです。
米国政策金利

昨年12月以降、政策金利に変更はなく4.25-4.50%で維持されていたこと、また2024年は9月以降3会合連続で利下げが行われたことが確認できます。さらに、現在の水準は過去10年間と比べても依然として高い水準にあることが判ります。
次のグラフは、米国10年債利回りを重ねたものです。
米国10年債利回りと政策金利

水色の折れ線グラフが米国10年債利回り、灰色の面グラフが両者の差分です。
2023年から2024年にかけては、政策金利が10年債利回りを上回る状態が続いていましたが、2025年に入ってからは、両者がほぼ同水準で推移する状況へと変化しました。もし10月と12月の会合で0.25%ポイントずつ利下げが実施されれば、債券市場に変化をもたらす可能性が高いと考えられます。
続いて、物価変動との比較を見てみます。
消費者物価指数(CPI)と政策金利

依然として、消費者物価指数(CPI)よりも政策金利の方が高い状態が続いています。8月のCPIは前年比2.9%増でしたので、物価に大きな変動がない限り、10月と12月に0.25%ポイントずつ利下げが行われても、政策金利がCPIを上回る状況は継続する見込みです。
多くの投資家が期待していた利下げがようやく実施されましたが、昨日の米国市場に大きな変動が見られなかったことを踏まえると、今回および年内の利下げはすでに織り込み済みと考えられます。
今後も政策金利の動向には注視していきたいと思います。
このコメントは筆者個人の見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありませんので、ご了承ください。
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