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労働統計局長の解任とアメリカのブランド力

2025.08.04


皆さま、おはようございます。CFP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)のワイワイこと岩井です。

先週末の米雇用統計の発表後、アメリカ労働省のマッケンターファー労働統計局長に対してトランプ大統領から解任命令が出され、実際に解任されてしまいました。

事の発端は、2025年5月と6月の非農業部門雇用者数が大幅に下方修正されたことにあります。この修正が問題視され、トランプ大統領は「政治的に操作されたものだ」と主張しています。

具体的にどのように修正されたのか、先月までのデータと今回発表されたデータを確認してみましょう。

米・非農業部門雇用者数(6月発表と7月発表の比較)

出典:米労働省

5月:14.4万人増 → 1.9万人増に修正
6月:14.7万人増 → 1.4万人増に修正

5月以降の労働市場が大幅に悪化していることを、今回の修正が示しています。

この修正について、トランプ大統領は「共和党と私を貶めるために操作されたものだ」と主張していますが、本当にデータは意図的に操作されたものなのでしょうか。

もし、担当局長の判断で数字が操作されていたとすれば、実際の雇用者数はもっと高い結果だったことになります。また、局長の裁量で数字の操作ができてしまうのであれば、これまでアメリカが発表してきた統計情報の信頼性に疑念が生じることになります。

ちなみに、アメリカ労働統計局が発表する経済指標は、非農業部門雇用者数以外にも以下のような重要指標が存在します。

<アメリカ労働統計局が発表する主な経済指標>
・消費者物価指数(CPI)
・失業率
・生産者物価指数(PPI)
・輸出入物価指数

これらの指標についても、データ操作の疑念が向けられることになれば、アメリカの統計全体の信頼性が揺らぎ、国家としてのブランド力を大きく損なう事態になってしまいます。

8月12日に発表が予定されている「消費者物価指数(CPI)」がどのような結果になるのか、マーケットの反応は波乱含みとなる可能性が高く、注意が必要です。

※このコメントは筆者個人の見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありませんのでご了承ください。


参考文献:
・米労働省
https://www.bls.gov/

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