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消去法で探す最適ポートフォリオ

2025.06.04

皆さま、おはようございます。CFP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)のワイワイこと岩井です。

2025年2月から「シストレセレクト365」のサービス提供を開始し、早いもので4カ月が経過しました。

色々な方とお話させていただく中で、「ポートフォリオを組みたいが、どのストラテジーを選んだらいいのかが分からない」とのご意見を耳にする機会が増えてきました。そこで今回は、複数のストラテジーを組み合わせるポートフォリオの作り方について、私なりの考えをご紹介したいと思います。

シストレセレクト365ではストラテジーがランキング形式で表示されていますので、基本的にはランキング上位のものから選んでいくだけで良いのですが、複数のストラテジーを組み合わせる際には、ひと手間かけることで、最適なポートフォリオに近づけることができます。

その一つが「消去法」です。

「運用に適したストラテジーを探す」のではなく、「運用に適さないストラテジーを除外する」というアプローチ手法です。

例えば、ランキングページで運用成績がマイナスだったストラテジーを対象から除外するだけでも、成績がプラスのポートフォリオを構成できます。

<手順1:12カ月で最適化>

1.12カ月のランキングを表示
2.運用成績がプラスだったストラテジーをすべて選択
3.それぞれのストラテジーに同一枚数を入力

実際に行った際の画面コピーが次のものです。

この組み合わせで損益グラフを確認すると、2024年8月前半に大きくプラスとなり、その後は緩やかなマイナス傾向が見られます。
2024年8月は、いわゆる「植田ショック」が発生した時期です。

つまり、12カ月ランキングの上位は「植田ショック」に対応できたストラテジーが多く含まれていたということになります。

今後も「植田ショック」のような急激な円高が起きる可能性が高いと予想するならこの組み合わせでも問題ありませんが、可能性が低いと考えるのであれば、「植田ショック」を省いた時期で検証する方が適しています。

ちなみにこのポートフォリオの収益率は「+27.50%」でした。

<手順2:6カ月で最適化>

1.ストラテジー構成はそのままでシミュレーション期間を6カ月に切り替える

ストラテジーをそのままで、6ヵ月に切り替えた際の収益率は「-8.82%」とマイナスでした。12ヵ月パフォーマンスは「植田ショック」の恩恵があったことを裏付ける結果だったといえます。

2.マイナスだったストラテジーを消去

マイナスを取り除いたことで、6カ月の収益率は「+25.33%」に改善しました。

さらに、この組み合わせで12カ月の収益率を確認すると「+42.47%」と、<手順1>の結果よりも高くなっています。

———
★12カ月のパフォーマンス(手順2の組み合わせ)
稼働ストラテジー数:8体
アカリ(ドル円)、レナ(ドル円)、アンリ(豪ドル円)、テンカ(ドル円)、ホノカ(ドル円)、ケント(ポンド円)、ルカ(ドル円)、ユイ(ユーロ円)
推奨証拠金:1,190,970円
収益率:+42.47%
最大DD:-252,690円
———

<手順3:3カ月で最適化>

シミュレーション期間を3カ月に変更

1.運用成績はプラスでしたが、マイナスだったストラテジーの取引枚数を0枚に変更
この調整により、3ヵ月の収益率は「+14.32%」から「+23.34%」へと改善しました。
12ヵ月で見るとどうなのか確認します。


同じ組み合わせで12カ月の収益率を確認すると「+26.03%」ですが、収益グラフの形状が「のこぎりの歯」のようになってしまいました。

———
★12カ月のパフォーマンス(手順3の組み合わせ)
稼働ストラテジー数:5体
アカリ(ドル円)、ホノカ(ドル円)、ケント(ポンド円)、ルカ(ドル円)、ユイ(ユーロ円)
推奨証拠金:855,600円
収益率:+26.03%
最大DD:-356,090円
———

ここで比較したいのが<手順2>の組み合わせです。<手順2>の方が収益率も高く、最大ドローダウンも抑えられていました。また、損益グラフの形状もより安定しています。今回のケースでは「6カ月で最適化」までにしておいた方が良さそうです。

■まとめ

「消去法」を使ってストラテジーを選定することで、急激な相場変動に対応しつつ、通常時でもパフォーマンスが期待できるポートフォリオが構築できました。

「何を選べばいいのか分からない」という方は、まずは消去法でストラテジーを選んでみてはいかがでしょうか。

※今回の検証は、2025年6月3日時点のデータに基づいて行ったものです。ストラテジーの運用成績は日々変化しており、最適な組み合わせも常に変動しますのでご注意ください。

本コメントは編集者個人の見解であり、内容を保証するものではありません。また、特定の売買を推奨するものでもありません。あらかじめご了承ください。


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