皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
今週から夏休みになる小中学校・高校が多いようです。1日のほとんどを冷暖房が効いたオフィス内で過ごしていますので、季節の移り変わりを感じることが少ないですが、「夏休み・高校野球」と聞くと「夏が来たな」と四季を感じますよね。
充実した夏になればと思います。
さて、昨日のブログではガソリンの価格から原油の価格を引き算し、現在のガソリンの精製コストを導きだしました。
今日は現在の価格水準が過去と比較して、どのような状態なのかを見てみたいと思います。
過去との比較に役立つツールはやはりチャートです。
次のものは過去5年間の週足を表示させたものです。
上から順に東京ガソリン、東京原油、東京ガソリンから東京原油を引き算し算出した価格差になります。
ガソリン価格の過去5年間の最高値は2013年12月30日に付けた85,970円、再安値は今年の1月21日につけた32,560円です。最高値から最安値との落差は53,410円もあります。
ところが、一番下にある価格差のグラフを見てみるとある一定の幅があることが見てとれます。
2013年あたりが少し見にくいですが、価格差のピークは約15000円、ボトムは10000円前後にあり、一定のレンジないでの動きとなっていることが解ります。
それともう一つ気がつくことがあります。それは季節による規則的な動きです。毎年7月から8月にかけて値幅は狭くなり、年が変わる12月から1月にかけて価格差のピークを迎えます。
以上のことからまとめると次の2点が解ります。
・価格差はここ5年間約10,000円から約15,000円のレンジ内で推移している。
・7月から8月にかけて価格差は狭く、12月から1月にかけて広くなる。
こういった規則性を見つけることはサヤ取りを行う際に重要なことですが、仮に売り買いどちらかのポジションだけを持つとしても、ガソリンを買うのか原油を買うのかで価格差をアドバンテージとして利用できるかどうかに影響してきますのでとても重要な要素だと言えます。
相場って面白いですね。
今週はこの辺で。
今日も素敵な一日となりますように。
このコメントはパソコン教室担当者ワイワイの個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。