皆さま、おはようございます。CFP(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)のワイワイこと岩井です。
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
国内市場は今日が大発会であり、多くの方にとっては仕事始めの日でもあるのではないでしょうか。
2025年の相場を考える上で、昨年(2024年)の相場変動を振り返ってみましょう。
日経225
(出所:TradingViewによる日経225チャート)
2024年の日経225は33,193円でスタートしました。2月22日には、バブル絶頂期(1989年12月29日)の38,915円を更新し、失われた30年に終止符を打ちました。その後、7月から8月にかけて大きく値下がりし、31,156円まで下落する場面もありましたが、持ち直して年末には40,000円手前での推移が目立ちました。
最終的には39,894円で取引を終え、1年間の変動率は+20.19%でした。長期保有者にとっては、多くの方がプラスで終えた一年だったと言えます。
NYダウ
(出所:TradingViewによるNYダウチャート)
2024年のNYダウは37,566ドルでスタートし、42,544ドルで取引を終えました。1年間の変動率は+13.25%でした。チャートを見る限り、日経225よりも安定した動きが特徴的で、大きな上昇や下落は確認されませんでした。
NYダウ(円建て)
(出所:TradingViewによるNYダウチャート)
こちらは、同じNYダウを円建てで表示したものです。日本で生活する投資家がドル建て金融商品に投資する場合のパフォーマンスを示しています。5,296,161円でスタートし、6,672,550円で取引を終えました。一年間の変動率は+25.99%で、ドル建ての成績よりも12.74ポイント高い結果となりました。
ドル建てとの差は、為替相場が大きく影響しています。
米ドル円
(出所:TradingViewによる米ドル円チャート)
2024年の米ドル円相場は、140.98円でスタートし、157.31円で取引を終えました。7月から9月にかけて急激な円高がありましたが、最終的には年始と比べて11.58%円安で着地しました。外貨建て金融商品を保有していた投資家は、この円安の恩恵を受けていたと言えます。
2025年の相場を考える
2024年の日経225とNYダウの変動を振り返りましたが、国外株式への投資には為替リスクが伴います。例えば、株価がプラスになっても為替の影響でマイナスになる可能性があります。
1月20日にはトランプ大統領が就任し、新政権が始動します。トランプ政権下でドル安を誘発させる政策が実施される可能性も含め、為替動向には注意が必要です。
為替リスクを避けたい方は、くりっく株365など、為替の影響を受けにくい金融商品の活用を検討してみるのも良いかもしれません。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものではありません。ご了承ください。
本年もよろしくお願い申し上げます。