皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
OPEC総会の結果は案の定な結果となりました。需給引き締めを目的に原油生産量の上限設定を模索しましたが、増産したいイランが合意せず可決できませんでした。
OPEC総会には次のような決まりがあります。
・総会の定足数は加盟国の4分の3以上、投票権は1国1票、議決は手続事項を除き全会一致による。
つまり、生産量の上限設定を行なうためには全会一致でなければ可決できないということになります。
OPECの加盟国は13ヶ国ですので、9ヶ国以上が参加し、参加したすべての国の意見が一致してはじめて可決されます。それぞれの加盟国に利害関係がある以上、そう簡単に全会一致にすることは難しいようです。
サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相も会見後、「以前のような市場管理にはもどらないだろう」と落胆されたようで、OPECの持つ価格影響力が低迷した現れとなっています。
昨日のNY原油相場は前日比0.16ドル高の49.17ドルで取引を終了しました。OPECが合意に取りつけられなかったことは市場予想通りだったこともあって価格への影響はそれほどありませんでした。
生産調整が効かない石油市場、今後の需給バランスはどうなるのでしょうか。
さて、話は変わります。
本日日本時間の21時30分は米雇用統計があります。
事前予想では、失業率が前回よりも0.1%改善して4.9%、非農業部門雇用者数が16万人となっています。
今回は前回に引き続き、低めとなる市場予想となっています。
当然のことですが、予想通りになるとは限りません。結果については次の3パターンになります。
①予想と比べて良かった。
②予想通りだった。
③予想と比べて悪かった。
必ず何れかの結果になるはずなのでそれぞれの結果になった際、相場がどう動くのかも想定しておいた方が取引しやすいはずです。
事前予想が低めの予想ということは③の「予想と比べて悪かった。」との結果になるためには更に低い結果になる必要があるので、今回は①の「予想と比べて良かった。」側となった際について考えておいた方が良さそうです。
21時30分の発表に注目してください。
ということであっという間の金曜日。今日も素敵な一日となりますように。
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