皆様、おはようございます。パソコン教室担当のワイワイです。
ここ最近のマイブームですが、政府発表の色々なデータを掘り下げて分析することにはまっています。
日本は島国であり、資源も少なく海外との貿易を行なうことによって成り立っています。何年か前は日米貿易摩擦なんて言葉がありましたが最近は耳にしなくなりました。
現在、どの国がどの国とどの程度貿易しているのか、今日は調べてみたいと思います。
貿易については総務省統計局の「世界の統計」から調べることができます。
www.stat.go.jp/data/sekai/0116.htm
主要相手国別輸出入額(2014年)
■日本
輸出
1.アメリカ 129億ドル
2.中国 124億ドル
3.韓国 50億ドル
輸入
1.中国 181億ドル
2.アメリカ 74億ドル
3.オーストラリア 48億ドル
こうして数字で見てみると一目瞭然ですが、圧倒的に「Made in China」が多いことが解ります。海外から輸入しているものの22%が中国からです。
日本は中国から輸入して、アメリカと中国に輸出しています。
■アメリカ
輸出
1.カナダ
2.メキシコ
3.中国
輸入
1.中国
2.カナダ
3.メキシコ
我々日本人は日米関係が親密なものにあると思っていますが、貿易額を見る限りアメリカと日本が密だったのは過去の話になっています。日本はアメリカのベスト3に入ることができませんでした。
カナダ、メキシコはアメリカの隣国なので貿易額は多い訳ですが、それに中国を加えたものがアメリカの貿易相手国です。
■中国
輸出
1.アメリカ
2.香港
3.日本
輸入
1.韓国
2.日本
3.アメリカ
意外なこと?に中国の最大の輸入国は韓国です。中国がもっとも輸出している国はアメリカであり、アメリカが最も輸入している国は中国です。数字で見ると中国とアメリカが密接な関係にあることが解ります。隣国である日本は輸出、輸入ともにベスト3に入っています。
■韓国
輸出
1.中国
2.アメリカ
3.日本
輸入
1.中国
2.日本
3.アメリカ
輸出は中国、アメリカ、日本の順で輸入は中国、日本、アメリカの順です。中国最大の輸入国は韓国でしたが、韓国最大の輸出国は中国です。中国には「Made in Korea」が溢れているようです。
面白いもので、ここまでヨーロッパ諸国の名前はひとつも上がってきませんでした。
物理的距離が遠いということは貿易においても距離感があるということなのでしょうか。また、『キー』となる国は限られており、中国とアメリカはどこの国においてもお得意様であるようです。
現在、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定の話し合いが行なわれている訳ですが、そこに中国、韓国の名前はありません。
『キー』となる国、中国、アメリカの景気が傾けば貿易相手国であるアジア諸国の景気が悪くなるのもこの関係性から見て取れます。
我々日本も頑張らなければいけませんね。
あっという間の木曜日です。
今日も素敵な一日になりますように。
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