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夏の暑さとエアコン普及率

2022.06.27

皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

まだ6月だというのに真夏のような暑さですね。6月27日、関東甲信地方、東海地方、九州南部地方の梅雨明けが発表されました。

今日も東京都心の気温は35℃を超え「猛暑日」になると予報されています。
暑くなってくると「猛暑日」とか「真夏日」といった表現を耳にする機会が増えますが、これらの表現には定義が設けられています。

その日の最高気温が35℃以上だった日のことを「猛暑日」、30℃以上だった日のことを「真夏日」、25℃以上だった日のことを「夏日」と呼んでいます。

6月に2日連続して「猛暑日」になるのは、観測史上初めての出来事だそうです。

次の地図は、昨日(6月26日)の最高気温を表したものです。

図1.2022年6月26日の最高気温

出典:気象庁HPより

地図をみると日本列島はほぼ真っ赤々です。

平年であればまだまだ気温が低い東北や北海道でも真夏日、猛暑日を記録しました。
東北地方の太平洋沿岸部では、6月としての1位更新した地域が多発しています。

このような状態になると、みんながエアコンを使っていたかどうか不安になってきます。

首都圏で生活しているとエアコンがあることが当たり前だと思ってしまいますが、エアコンの普及率は都道府県によって大きく異なります。

次のグラフは県別にみたルームエアコンの普及率です。

グラフ1.ルームエアコン普及率

出典全国家計構造調査(総務省統計局)

ほとんどの地域で90%以上の普及率となってしていますが、都道府県によって極端に少ない地域があります。

普及率の低い順に並べると、北海道26.6%、青森県56.4%、岩手県61.2%、長野県64.1%、宮城県75.0%、福島県75.0%の順です。

北に位置して平均気温の低い、北海道・東北と平均標高が高い長野県のエアコン普及率が低くなっています。夏でも普段涼しい日が多いからからエアコン無しでも耐えられるということは必要ないという考え方なんだと思います。

もう一度「図1.2022年6月26日の最高気温」をみてください。昨日、エアコン普及率が低い地域の気温も真っ赤に染まっていました。

普段涼しい地域にお住まいの方は、暑さに慣れていないことにプラスして、エアコンを持たない家庭も多く、熱中症になってしまう可能性が高いと言えそうです。消防庁の調べでは昨年熱中症で緊急搬送された方の39.4%が住居内で熱中症にか掛かっていますしまいました。

エアコンが無い方はマイカーや公共施設などに避難して熱中症にならないよう気を付けてください。

梅雨も明けてあけこれからが夏本番です。皆さん体調を崩さないようお気をつけださい。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


参考文献:
全国家計構造調査(総務省統計局)
気温の状況-気象庁
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