皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。
すでに色々なメディアで報道されていますが、IE11(Internet Explorer11)のサポートが2022年6月16日(日本時間)をもって終了します。
今回幕を閉じるInternet Explorerは、1995年に発売されたWindows95からWindows10に至るまでのWindowsファミリ-に標準搭載されていたブラウザです。
余程の若い人でもない限り、一度は利用したことのあるブラウザではないでしょうか。
そのIE11のサポートが日本時間2022年6月16日(木)に終了し、サポート終了後は、IE11を起動しようとするとMicrosoft社のEdgeが起動するよう仕様が変更されます。
もう、IEを開くことができなくなってしまう訳です。
私も仕事でウエブページを作成していますが、ブラウザによってhtmlやcssの仕様が違うので、ChromeやFirefoxでは、想定どおり表示しているのにIEを利用した時だけレイアウトが崩れてしまい、きちんと表示されるように何回も手直ししたことを覚えています。
Internet Explorerの最新のバージョンは「11」でしたが、これは2013年10月に公開されたものなので、9年前にリリースされたものが現役で利用されていた訳です。最新のブラウザと比べると9年も前にリリースされたアプリケーションなので機能面で古さを感じてしまいます。
今回サービスが終了するIEはどのくらいの人が利用しているのでしょうか。
デスクトップブラウザシェア率-2022年5月(世界)
2.Edge・・・10.12%
3.Safari・・・9.14%
4.Firefox・・・7.66%
5.Opera・・・2.8%
6.IE・・・1.65%
出典:Statcounter
世界で最も利用されているデスクトップブラウザは、Chromeで世界の3台に2台という驚異的なシェア率です。今回サービスが終了するIEのシェア率は、わずか1.65%です。
日本ではどうでしょう。
デスクトップブラウザシェア率-2022年5月(日本)
2.Edge・・・21.49%
3.Firefox・・・7.42%
4.Safari・・・5.67%
5.IE・・・2.56%
6.Opera・・・0.73%
出典:Statcounter
日本で最も利用されているデスクトップブラウザは、世界同様Chromeでそのシェア率は61.11%でした。今回終了するIEの利用率は2.56%と世界よりも1ポイント近く高くなっています。
日本の場合、企業や政府が利用・提供している一部のウエブサービスでIEの利用を前提としたものが存在します。俗にいう「IE縛り」です。そのようなウエブサービスではIE以外の選択肢がないので、どうしてもIEの利用率が高まってしまいます。
日本のIE利用率が高いのは、そんな事情が関係していそうです。
サービス終了前に確認した方が良いことが2つあります。
1. EdgeのIEモードでウエブサービスが利用できるか。
2. IEのお気に入りをEdgeに引っ越したか。
今後、IE縛りのウエブサービスを利用するには、EdgeのIEモードを利用するという手段が用意されていますが、本当に利用できるのか事前に確認する必要があります。
そしてIEが開けなくなるということは、IEの「お気に入り」が開けなくなるということなので、事前に引っ越しておいた方が無難です。
なお、当社で提供するサービスは、Chrome、Edge、Firefoxで利用可能ですのでご安心ください。
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