皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。
昨日(6月6日)、関東甲信地方が梅雨入りしました。
平年であれば、西から沖縄⇒奄美⇒九州⇒四国⇒中国・近畿・東海⇒関東甲信⇒北陸⇒東北の順番で梅雨入りしていきますが、今年は、沖縄⇒奄美に次いで関東甲信が梅雨入りしました。九州はまだ梅雨入りの発表がされていないので、関東甲信地方が先に梅雨入りする珍しいケースです。
平年であれば関東甲信地方の梅雨明けは7月19日ごろなので、6週間ほど梅雨前線が停滞する日が続きます。
梅雨といったらどんなイメージをお持ちですか?
・晴れる日が少ない
・ジメジメしている
こんなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
実際にはどうなのでしょうか。
気になったので過去50年のデータを元に調べてみました。
まず、降水量です。
東京の降水量(1972-2021年)
出典:気象庁
東京の梅雨入りは平年6月7日ごろ、梅雨明けは7月19日ごろなので、6月から7月にかけて降水量が多いはずですが、データ上、降水量が多かったのは9月、10月でした。6月の降水量は、5月の1.22倍程度で、7月の降水量は8月よりも少ない結果になりました。
どうですか?
イメージ通りですか?
梅雨の時期は突出して降水量が多くなると思っていましたが、極端に多いという訳では無いようです。
続いて、日照時間です。
東京の日照時間(1972-2021年)
出典:気象庁
6月の平均日照時間は130時間と5月の0.7倍と極端に少なくなっていますが、7月の日照時間は9、10、11月よりも多いことが解りました。梅雨時期を前半(6月)と後半(7月)に分けると前半に曇り模様の日が集中しているようです。また、5月よりも9月の日照時間の方が少なく、全体的に秋の日照時間が少ないことから梅雨時期より台風シーズンの方が東京を曇天模様にしやすいと考えられます。
最後に平均湿度です。
梅雨の時期はジメジメしているイメージですが実際にはどうなんでしょう。
東京の平均湿度(1972-2021年)
出典:気象庁
6月、7月の平均湿度は、8月、9月と比較して1~3%の違いです。梅雨だから特別湿度が高いという訳ではないようです。
いかがでしたか?
梅雨というと、雨が多く、曇天模様でジメジメしたイメージですが、過去のデータをみると極端なデータは確認できませんでした。
今回は梅雨のお話をしましたが、調べてみるとイメージと違った結果になるものがたくさんあると思います。
例えば資産運用。
ハイリスクな商品だと思っていたが調べてみるとそれほどではない場合や、逆にローリスクだと思っていた商品がハイリスクなこともあります。
実際にどうなのかは、過去のデータを検証することで調べられるものがほとんどです。
時間がある時にでも調べてみると良いかもしれませんね。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。
・過去の気象データ検索-気象庁
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php