皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。
本日、6月3日(金曜日)は米雇用統計の発表があります。
アナリスト予想では、非農業部門雇用者数が32.6万人の増加、失業率が前回よりも0.1ポイント低い3.5%になるだろうと考えられています。
この予想、過去の実績と比べるとどうでしょうか。
アメリカ非農業部門雇用者数
出典:米労働省
上のグラフでは過去1年分の非農業部門雇用者数を表示させていますが、今回予想されている32.6万人の増加は1年間で最も低い人数です。
アメリカ失業率
出典:米労働省
失業率は、前回よりも0.1ポイント低くなり3.5%になるだろうとの予測です。この3.5%という数字は、新型コロナウイルス流行直前に付けていた値です。
アナリスト予想どおりの結果であれば、現在の労働市場は完全雇用に近い状態だと言えそうです。
ちなみに雇用統計は、毎月12日を含む週に調査をおこなった結果が三週間後の金曜日に発表されます。前回のFOMCで0.5ポイントの利上げを決定したのは5月4日でしたので、調査対象は、利上げ決定の翌週ということになります。
利上げが雇用に影響しているのかどうか。
注目の雇用統計は、日本時間21時30分発表予定です。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。
参考文献:
・米国労働統計局
・米国労働統計局