2月21日の週の商品相場見通しです。
懸念されているロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻はここまでみられませんが、ロシアとベラルーシによる合同軍事演習が延期されることになり、またウクライナ南東部の親ロシア派勢力が支配する地域とウクライナ軍との衝突が激しくなるなど、予断を許さない状況が続いています。
地政学リスクを背景にして、1900ドルの大台まで急騰したNY金ですが、米露外相会談が今週後半にも実施されることになり、ひとまず上げは一服していますが、高値水準での乱高下が今週も予想されます。
今週23日は、天皇誕生日のため、国内市場は休場となるため、引き続き、買いスタンス主導で対処しながら、買いの回転を効かせたいところです。
ドバイ原油は、アメリカでの石油需要の悪化が警戒され、これまでの供給不安から需要悪化が注目され、一時急落しました。週末には戻りをみせたものの、需要悪化懸念もあり、臨機応変に対処したいです。休場も意識して、短期勝負中心の仕掛けとなります。
ゴムは、産地のオファー価格の堅調地合いと国内の駆け込み需要を期待して、しっかりした地合いを続けています。4月からブリヂストンが販売価格を引き上げる予定で、3月の駆け込み需要前のタイヤ増産も予想されています。
トウモロコシは、新甫3月限の発会に合わせて、様子見ムードが支配的ですが、南米の供給不安から、押し目買いで対処したいです。