皆さま、こんにちは。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。
気象庁によると明日10日(木)から翌11日(金)にかけて関東甲信地方の大雪が予想されています。
東京の都心でも5cmから10cm程度の積雪が予想されているので、電車や高速道路などで交通障害が発生する可能性が高まっています。
10日、11日は不要不急の外出を控えた方が良さそうですね。
一般的に東京は雪に弱いと言われています。
年に数回しか雪が降らないので対策できていなくても仕方がないのかもしれませんが、本当に降雪はめったに起きない現象なのでしょうか。
今回は、気象庁のデータベースをもとに過去東京に積もった雪を調査してみたいと思います。
積雪のデータは1961年から公開されています。
※データは降雪ではなく積雪なので、降った雪が翌日も解けずに残っていた際には積雪量としてカウントされます。
例えば先月(2022年1月)降った雪では、6日(木)の積雪量が10cm、7日(金)の積雪量が9cm、8日(土)の積雪量が1cmとカウントされています。
1961年1月1日から昨日(2022年2月8日)までの61年間(23,050日)で1cm以上の積雪が確認された日は214日ありました。確率で言うと0.93%です。さらに今回予想されている10cm以上の積雪を記録した日は41日でした。確率で言うと0.18%です。
10cm以上の本格的な積雪は数年に1回程度しか起きませんが、1cm程度の積雪は年に数回の頻度で起きています。
東京の積雪は何月に起きるのか。
東京の積雪データを月別で集計したものが次の表です。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 12月 | 総計 | |
累計積雪量 | 493 | 597 | 186 | 11 | 14 | 1301 |
最も累積積雪量が多かったのが2月の597cm、次いで多かったのが1月の493cmです。
累積積雪量を各年でまとめたものが次のグラフです。
各年の累積積雪量
※出典:気象庁
年台別にみると1960年台、80年台、90年台の積雪が多かったようですが、2010年台にも何度か大きな積雪を記録しています。ごくわずかですが4月と12月にも積雪がありました。
1969年3月12日 30cm
2014年2月 8日 27cm
2014年2月15日 27cm
1968年2月16日 23㎝
2018年1月22日 23cm
最も降雪量が多かったのが1969年3月12日に記録した30cmです。2014年に27㎝が2回、2018年に23cmの積雪が1回記録されています。
4年前、8年前の出来事なので当時の状況を覚えている方も多いのではないでしょうか。
今回の雪は数年に1回しか発生しないレベルの雪です。
東京のみなさんは不用意に外出しないことをお勧めします。どうしても歩かなければならない時は転倒しないようにお気をつけください。
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・気象庁