2月7日の週の商品相場見通しです。
ゴールドマンサックスが強気の相場見通しを明らかにしたことをキッカケにして、ファンドに買い安心感が広がり、WTI期近3月限は88ドル台から週末には93ドル台まで一時急騰しています。強い地合い継続が予想通りですが、予想を上回る急ピッチの上昇です。
ゴールドマンサックスは第3四半期の100ドルを予想していることもあるが、さすがに目先の高値警戒もあり、今週は90ドルを試す下値調整も予想したいところです。
中東産原油7月限は週末の夜間取引で6万1000円台半ばまで急騰しましたが、予想通り、6万円は通過点とみていますが、ひとまず週明けに買いを軽くして、下値の買いを維持しつつ、新規仕掛けは臨機応変に対処したいです。
今週、原油急騰に対して、NY株価の反応に注目しつつ、株価の値崩れとなれば、海外原油の調整幅も大きくなりそうです。
金は、強気のアメリカの雇用統計を嫌気して一時下落しましたが、原油急騰に対するインフレヘッジとして買い直されています。
欧米の利上げは今後とも金の売り材料になる一方、インフレは買い材料になるとみられ、NY金は1800ドル台を中心にしたレンジ取引が予想されます。NY金の値位置を踏まえて、金標準も臨機応変に対処したいが、逆張りも積極的に仕掛けてみたいです。
ゴムは上海市場が再開するため、動意を示すとみられます。連休前の国内市場がかなり強引に買い進まれており、先取りしている分、一段の上昇は実勢悪から売り場提供とみています。
トウモロコシは、日本時間10日に発表される需給報告が注目されますが、4万1000円を挟む波乱の展開になりそうで、小刻みな対処が無難です。