皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。
週末ドラッグストアに行ったところ、トルコ産のチョコ菓子が通常400円のところ、100円で売っていました。
あまり欲しい商品ではなかったのですが、とても安かったので思わず買ってしまいました。
なんでこんなに安いのでしょうね。
トルコ産のお菓子が安いのには為替相場も大きく関係していると考えられます。
下のグラフはトルコリラ対日本円の外国為替相場の値動きを表したものです。
トルコリラ円
(出所:TradingViewによるトルコリラ円チャート)
FX取引を行っている方はよくご存じかもしれませんが、トルコリラ円相場は、10年以上の間、下落し続けました。
左端が2007年なのですが当時、1トルコリラは約100円もしていました。現在では、1トルコリラが8.50円まで下落してしまっています。
100円が8.5円になるとどうなってしまうのか。
例えば10トルコリラで販売されているお菓子を輸入しようとした際、1,000円だったものが85円で輸入できてしまいます。
今回私が購入したチョコ菓子が10年前にも販売されていたかは分かりませんが、これまでには考えられないほどの安価で輸入できるようになった訳です。
日本はトルコから年間4.4億ドルの輸入をおこなっており、その内2.57億ドルは食料品(農林水産物)です。
どんなものが輸入されていると思いますか?
トルコから日本に輸入される品目
スパゲッティ 3,977万ドル
生鮮・乾燥果実(ぶどう等) 3,963万ドル
さけ・ます 1,718万ドル
たばこ 1,091万ドル
※出典:農林水産省
生活に身近な食品が輸入されていることが解ります。
もしかすると、為替相場が大幅にトルコリラ安になったことで、これまで他国から輸入していた食品が、トルコから輸入したほうが安く仕入れられるようになった、というようなこともありそうです。
普段何気なく私たちが口に入れている食品も、トルコから輸入されているものかも知れませんね。
スーパーで買い物する時には原産国表示に注目してみたいと思います。
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