本日10月4日に開催された臨時国会で岸田文雄氏が第100代の首相に指名され、新内閣が発足しました。
コロナ禍での新首相誕生となりましたが、今後、政府のコロナ対策はどう変わるのか、どんな経済政策を打ち出すのか楽しみですね。
投資を行っている皆さんが気にしているのは、この新政権誕生がマーケットにどう影響するのかではないでしょうか。
残念ながら、本日の株価は安値圏でのもみ合いとなっており、ご祝儀相場を形成するような雰囲気はみせていません。
これまではどうだったのか、振り返ってみます。
ここ20年間の首相在職期間と日経平均株価の値動きをクロスさせてみました。
日経平均株価
(出所:TradingViewによる日経225チャート)
このようにチャート上に在職期間を描写すると良く分かりますが、2000年以降に何度も首相が変わっています。
そして首相の在職日数の長さから、2つのパターンに区別することができます。
パターン1. 一年ほどで辞職する(短期政権)
パターン2. 2年以上在職する(長期政権)
長期政権になったのは小泉政権と安倍政権(第2次)だけで、その他は1年前後で辞職された方がほとんどです。1年を超えて内閣が維持されればその後の数年も安定して在職できる、そんな傾向にあるようです。まずは2年間政権を維持できるかどうかがカギとなりそうです。
また在職期間を色分けしていますが、この色は株価の推移を表しています。
赤く染めた在職期間は任期中に株価が上昇したことを表し、青色で染めた在職期間は任期中に株価が下落したことを表しています。
本日菅内閣は総辞職しましたが、株価でみれば短期間で日経平均株価の引き上げに成功していますので、投資家目線ではとても優秀な首相だったと言えます。
ということで今日から岸田首相誕生です。
今後の政策に期待したいですね。
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