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7月20日(月)今週の商品相場見通し

2020.07.20

フジトミ チーフアナリスト齋藤和彦より、7月20日の週の商品相場見通しをお送りします。

 新型コロナウイルスの感染者が世界的に急拡大しています。拡大はさらに進むとみられ、それだけリスクは高まることを意味しています。感染者に比例して金相場も上昇をみせていますが、先高期待に変わりありません。
 現在、NY金は期近8月限から12月限への乗り換えが活発化しており、手じまい売りが勝る局面では金相場は下落しており、乗り換えがスムーズな局面で、相場は上昇しています。
 今後とも、整理商いで下振れすることも予想されますが、その下押し局面では買い拾っていきたいです。東京金の6300円も時間の問題とみています。

 新型コロナウイルスの拡大による石油需要の後退懸念が高まっていますが、株価の堅調地合いを好材料にして原油相場は下げ渋りをみせています。需要悪化が避けられない中、今後の値崩れも予想され、東京原油の売りスタンスは維持したいです。2万8000円割れも予想しています。

 東京ゴムは狭いレンジの動きを強いられ、投資妙味が乏しくなっています。期近限月のサヤが大きく買われていますが、供給タイト感はないため、期先の反応はイマイチです。

 東京トウモロコシは売り上がりたいです。今週からコーンベルトの生育に理想的な天候を嫌気して、またシカゴトウモロコシが急落するとみています。割高な値位置にある東京トウモロコシの値崩れも必至とみています。

 今週の東京市場は3営業日しかないため、短期勝負が無難です。

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