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雇用統計のサプライズを予測する

2019.11.01

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

今週は米GDP第3四半期の発表、FRB政策金利の発表とアメリカの重要指標発表が続きました。週末の今日は米雇用統計の発表が行われます。

アメリカは今週末末まで夏時間なので、本日の雇用統計発表は日本時間21時30分に実施されます。

事前予想は失業率が3.6%、非農業部門雇用者数が9.0万人増となっています。

水曜日に発表されたGDP速報速報値で発表された実質GDPは市場予想よりも0.3ポイント高い1.9%増となりましたが、GDPの成長を後押ししたのは米経済の大部分を占める個人消費が好調なためです。

米GDP

出典:アメリカ合衆国商務省

ご覧のように一番ウエイトが大きい個人消費は四半期ごとに成長し続けています。個人消費の増加は2019年Q1以降減少傾向にある民間投資をカバーしています。

個人消費の増加は、雇用を生み出しますので、本日公開予定の雇用統計については、プラスだろうと考えるのが、妥当な考え方です。

直近6ヶ月の非農業部門雇用者数はご覧のようになりました。

直近6ヶ月の非農業部門雇用者数
2019年9月 +13.6万人
2019年8月 +13.0万人
2019年7月 +16.4万人
2019年6月 +22.4万人
2019年5月 +7.5万人
2019年4月 +26.3万人
———————–
6ヶ月平均 +16.53万人

今回の雇用者数の予測は+9.0万人ですが、直近6回の平均は16.53万人増で、増加人数が10万人を下回ったのは5月の7.5万人ぐらいです。

・GDPで発表されたQ3の民間消費が伸びていたこと
・非農業部門雇用者数6ヶ月平均が16.53万人増だったこと

状況を整理すると今晩の雇用統計はポジティブサプライズが発生してもおかしくなさそうですね。

さあ、どうなる雇用統計!

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・アメリカ合衆国商務省https://www.commerce.gov/

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