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県別に見た平均賃金

2019.10.10

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

連日お伝えしていますが、台風19号が首都圏に接近してきています。JR東日本は台風の影響から12日から13日にかけて首都圏の在来線や新幹線の計画運休を実施する可能性があると発表したそうです。計画運休が実施される48時間前に発表されるということなので、本日10月10日中に発表されそうです。

首都圏にお住まいの方は本日の発表にご注意ください。

さて、昨日は10月に発表された各都道府県の最低賃金についての記事を掲載しましたが、普通に働いている人の給与はどうなのかについてみていきたいと思います。

厚生労働省が発表している毎月勤労統計調査では、労働に関する統計が公表されており、それをみると都道府県別の給与総額が解ります。

最新のデータは平成31年1月のものですが、解りやすいように今回は平成30年の平均をもとに見てみたいと思います。

データは「常用労働者数」「総実労働時間」「所定内労働時間」「所定外労働時間」「出勤日数」「現金給与総額」「きまって支給する給与」「所定内給与」「特別給与」の9項目です。

全国平均はご覧の数字になります。
平成30年年平均(事業所規模5人以上、調査産業計)
常用労働者数    :49,811,500人
総実労働時間    :142.2時間
所定内労働時間   :131.4時間
所定外労働時間   :10.8時間
出勤日数      :18.4日
現金給与総額    :323,547円
きまって支給する給与:264,577円
所定内給与     :244,680円
特別給与      :58,970円

所定内労働時間が131.4時間で所定内給与が244,680円でしたので、244680円を131.4時間で割ると全国平均の時給「1862円」が算出できます。

ちょっと細かな話ですが最低賃金を計算する際の対象となる賃金は決まっています。
対象は所定内給与だけで家族手当や通勤手当、精皆勤手当などの手当や賞与、時間外勤務手当などは、計算から除外して考えます。

計算した時給をグラフにするとご覧のようになります。


毎月勤労統計調査地方調査から算出した平均時給

※データ元:厚生労働省

最低時給で1000円を上回っていたのは東京と神奈川でしたが、この2つは算出した平均時給でも群を抜いて高いようです。

東京の平均時給は2349円、神奈川の平均時給は2088円とこの2つだけ2000円の大台を上回っています。

ちなみに昨日見た最低賃金のグラフは次のものです。

最低賃金時給

出典:厚生労働省

最低賃金のグラフが描く山谷と平均賃金のグラフが描く山谷に相関性があるように見えます。

今回、発表された最低賃金では全国平均で3%ほどの上昇がありましたのでその影響が平均賃金にも影響を与えているとすれば、全国平均で3%の上昇となるはずですが、どうなのでしょうね。

今日は都道府県別にみた平均時給についてのお話しでした。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・台風19号でJR東、計画運休を検討 発表前倒しも視野-日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50825040Q9A011C1CE0000/

・労働統計要覧
https://www.mhlw.go.jp/toukei/youran/indexyr_e.html

・最低賃金の対象となる賃金-厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/www2/topics/seido/kijunkyoku/minimum/minimum-12.htm

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