皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
昨日今日とマーケットの注目はパウエル議長の議会証言とFOMC議事録に注目が集まっていました。
パウエル議長の議会証言は日本時間23時からでしたが、その原稿は21時30分に公表されました。
原稿の内容は、貿易や世界経済の成長見通しに関する不透明感を指摘する内容で、利下げについてもFOMC参加者の多くが、利下げの必要性が高まっているとの内容でした。
昨晩21時30分以降、米ドル円の値動きはご覧のようになりました。
米ドル円
21時30分、利下げの可能性が高まったため円買いドル売りとなり、108.90円台から108.50円台までドル安が進みました。
その後は議会証言があった23時台にもう一段さげ、日付が変わってアジアタイムになってからもう一段値下がりする展開へとなっています。
大きな影響を受けたのが米国10年債利回りです。21時30分前までは2.1%台で推移していましたが、原稿が公表された直後から売りが優勢となり2.05%水準まで低下しました。
昨晩のNY株式市場、本日の日本株式市場ともに上昇して取引を終えています。
利下げへの期待感はコモディティ市場にも影響を及ぼしました。金利を生まない資産の代表格である金は、原稿発表とともに上昇しました。
東京金
原稿発表された21時30分に大きく上昇したことがチャートでも確認できます。
マーケットの反応はすでに次回7月30日から31日に予定されているFOMCでの利下げを織り込んでいるようです。FOMCまでは株高な相場展開が続くのかもしれませんね。
このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。
参考文献:
・日本経済新聞2面(14版)-2019年7月11日