皆さん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。
6月の米雇用統計は、予想の16.0万人増を大きく上回る22.4万人増となりました。
5月の7.5万人増を大きく上回っており6月の雇用統計は強固な労働市場を表す結果となりました。
今回雇用統計発表を受けて大きく反応したのが債券市場です。
雇用統計発表前まで1.95%水準で取引されていましたが、発表直後は2.0%の大台を上回り一時2.06%まで上昇しました。
債券利回りが上昇したということは次回のFOMCで利下げされる可能性が低くなった表れでもあります。
現在のイールドカーブはご覧のようになっています。
米国債券利回り
相変わらず5年債まで逆イールドな状況ですが、これまでよりもカーブはフラットになってきています。
債券市場以外で反応したのが、為替と金(ゴールド)です。
米ドル円は、発表直後から円安に推移し、23時台には108.60円台まで上昇しました。
米ドル円
そして、もう一つ大きく反応したのが金です。
東京金
今回の雇用統計が強い内容だったことは金利を生まない金に取ってマイナス材料です。
雇用統計発表前まで4900円台で取引されていた東京金は発表直後から急落し4850円台まで下落しました。
金(ゴールド)の取引をおこなっていない方はあまり値動きをご存知ないかもしれませんが、金(ゴールド)の価格は、利下げ観測への期待感からここ1ヶ月上昇してきました。
東京金-日足
今回の雇用統計だけでFOMC政策に変化があるとは考えられませんが、次回のFOMCまでは経済指標の発表によって相場動向が動く、そんな相場になるかもしれませんね。
今週は、11日にFOMC議事録の発表、米消費者物価指数の発表、12日に生産者物価指数の発表があります。
マーケットが反応するかどうか。注目ですね。
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