6月17日月曜日の東京金は、NY金の値崩れを嫌気して高値から急落しており、期先4月限は前週末と比較して 14円安の 4,667円で取引を終えました。
前週末のアジア時間帯にNY金が急騰し、1362ドル台に水準を切り上げましたが、期近8月限の一代でみると、2月20日の1361ドルを上回りました。
2019年にアメリカの利下げが2度見込まれるとの観測が流れたためとみられます。
18日、19日のFOMCを控えて、利下げ観測が高まるのも仕方ないですが、前週末の急伸で、今回のFOMCでの利下げはある程度、織り込んだとみるべきです。
週明けにNY金は1340ドル割れをみせましたが、ここで目先の下げ一服の可能性もあります。チャートの悪化から、東京金の買いは当面、避けるべきで、NY金の下振れを警戒しておくべきです。
日銀の金融政策決定会合も19日、20日と予定されていますが、市場の関心は極めて乏しいといえます。